すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

夏休みのラジオ体操の想い出

 

今朝、窓の外から聴こえてきたのはラジオ体操の音。

時間を見たら6時半。

そうか、今日から夏休みのラジオ体操が始まったんだ。

窓から身を乗り出して公園の方を見ると

音楽に合わせて体操する子どもたちの手が見えた。

前に立っているのは子供会の若いお母さんたちだろうか。

ああ、私も娘たちが小学生の時、子どもたちの前で体操したなあと懐かしく思い出された。

 

地元の子供会主催のラジオ体操は娘たちの時は夏休みの最後の2週間に行われたが

今は1週間と短く、休みが始まって早々に行われるよう。

新型コロナの感染拡大により夏休みのラジオ体操が中止になった2年前。

昨年も行われず、今年はようやく復活したんだなと思うと嬉しくなった。

 

……………

 

自分が小学生の時も、夏休みはラジオ体操で一日が始まった。

しかも、1週間とか2週間なんてものではない。夏休み中である。

当時は全国的にもそうだったのかな。

場所は小学校の校庭だった。

そして、学校中の生徒が集まっていたと思う。

地元で子供会単位でこじんまりではなく、学校全体で行われていた。

だから、学校から遠い子はそもそも朝早いラジオ体操に更に早起きして参加していた。

今考えるとスゴイぞ。

せっかくの夏休みだというのに、通常より1時間以上も早く学校に来ていたなんて。

それも夏休み中。

どういうことだ?

(ということは、先生たちも夏休みでも早朝出勤だったのかしら?)

 

私の家は小学校のはす向かいで、走れば1分もかからない近さだったが

毎朝ギリギリで参加していた。

遠くからひとしきり歩いて来た友だちは、既にエンジン全開で元気一杯。

自分はと言えば、寝起きで目は半開きの意識は朦朧。

朝っぱらから暑い光線を放つ太陽に、更に萎れる気分だったなあ。

 

参加するとハンコを押してもらえた。

ただ、私は夏休みになると毎回祖母の家に、少なくとも1週間は行っていたので

どうしたって皆勤賞は無理だった。

ラジオ体操のカードをハンコで埋め尽くすことに燃える男子たちを横目に見ながら

自分は出来ないけど仕方ないと、割と簡単に諦めていた。

 

それでも、夏休み最終日の朝。

いつものようにラジオ体操が終わり、最後のハンコを押してもらう段になり

皆勤賞の友だちが「よく頑張ったね」の言葉と共にご褒美を貰えるのを見ると

決まって居心地が悪くなるのだった。

やり遂げた満足感を味わっている友だちの笑顔はいつも以上に輝き大人びて見え

満足感を味わえていることが何だかとても羨ましかった。

自分がそう出来なかったことが情けなくもあった。

 

まあ、仕方なかったんだけど……(;^ω^)

 

 

 

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