すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

吉田拓郎、最後のアルバム「ah-面白かった」


吉田拓郎 「ah-面白かった」 



6月末の発売からたいした意味も無くもたもたしていましたが
先週、『LOVE LOVE あいしてる 最終回吉田拓郎卒業SP』を観て、ようやく踏ん切りがつき
先日ポチり、昨日届きました。


たいした意味も無くと書きましたが
自分なりの思いが邪魔して
へそが曲がって
拓郎の最後のアルバムをそそくさと手にすることが出来なかったのです。

まあ、そんなことどうでもいいことです。
じゃあわざわざ書くなってことですが。


本題です。

(今さらですが拓郎氏に関してつい敬称略になってしまうこと、予めお詫びしておきます)


CD1枚とDVD1枚。

CDには9曲。

DVDは、「ah-面白かった」制作メイキング映像+吉田拓郎インタビュー。

そして、ライナーノーツ。



何をどう書けばいいのかまとまらず途方に暮れています。

なので、まとまりなく思いつくままに書きますが


自分は、CDやDVD、ライナーノーツのそこかしこで

これまで走り続けてきた吉田拓郎という人の生き様の
最後につじつま合わせを見せてもらった気がしました。


常に正直に、常に自由に。
その為に、時に怒り、時に闘う。
それが彼の生き様でした。
それが彼の歌でした。


その姿を見て、その歌を聴いて
自由の本質を知り、孤独の強さを知り
心を開かれ、背中を押され、勇気を持てた私たちに

自分の辿り着いた場所や思いをあるがままに届けて
今の自分の姿をありのままにさらけ出して
最後に責任を果たしてくれようとしている。


そんなふうに感じたのです。


何をバカな、そんなはずないだろ、と拓郎は言うでしょうね(;^ω^)

例によって思い込みの激しいイタいファンの的外れな感傷だとはわかっていますが。



DVDで、

最後のアルバム制作に本当に楽しそうに取り組む拓郎。
レコーディングで最後の?シャウト。
長年彼を撮影してきたタムジンこと田村仁さんのお子さんたちによるジャケット撮影の様子。
CD7曲目「雪さよなら」での小田和正さんとの珠玉のコラボ。

その他にも、何一つ悲しい場面ではないのに、いちいち胸が熱くなり涙が滲むのです。


インタビュー映像でも、拓郎は実に律儀に言葉を伝えてくれました。

聴きながら、私自身はこれを「最後」と言いたくないけど
彼は彼のけじめとしてきちんと「最後に」私たちに伝えようとしているんだなと。

そういうとこ、普段はふざけた様に言っているけどやっぱり真面目なんだな……と

これまた、暑苦しいファンの妄想かもしれませんが。



CDの9曲中、

「雪さよなら」は拓郎や“猫”が歌った「雪」をアレンジし直したものですが
あとは全て新曲。
そして全て彼自身の作詞作曲。


音を聴きながらライナーノーツに紹介されている歌詞を目で追うと
今の拓郎の思いが自ずと伝わるようでした。

そうしてやっぱり、少し泣けてくるのです。


熱く激しい季節を幾度も過ごして、拓郎が見つけたものは……。


最後の曲でアルバムタイトル曲でもある「ah-面白かった」の一節


愛はこの世にありました
形を変えながら風に吹かれて
心と心が出逢った季節は
ah-面白かった


負けるな、闘えと私たちを鼓舞し、自身も闘い続けてきた拓郎の
最後に彼が伝えようとしたものは
愛し、愛されることの尊さということに
切なく胸打たれるのでした。


ライナーノーツに記された、一つ一つの曲にまつわる拓郎の言葉も濃密で
ファンには宝物そのもの。
こうして残してくれたことに感謝したい思いになる。
(最後にはキュートでハートフルなサプライズも見せてくれましたね)



聴きながら既に予感するのです。

これから歳を重ね、きっと自分は
この拓郎節とも言えるメロディをさらに味わい深く聴くのだろうな。

拓郎が伝えようとした言葉の意味をより深く知るのだろうな、と。

そして、
拓郎を好きになったきっかけのその声を聴く度に
愛しく懐かしく我が身に沁み込ませることでしょう。



半世紀近く追いかけ見続けて来た人の
生真面目な「さようなら」を見せてもらえて

それがこうして自分の手元にいつまでも残る幸せを
寂しさもありつつ噛み締めるのです。


ありがとう!拓郎


……………



拝啓 拓郎様

あなたが歌った「夏休み」の季節となりましたね


お疲れ様と言うべきなのでしょうね

ただ、
篠原ともえちゃんも言ってたように
予定調和の嫌いな拓郎さんのことだから

いつか又、ふらっと戻って来てくれる気がしています(❁´◡`❁)


かしこ



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