すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

10歳の少女が歌う「イメージの詩」

 

今朝、パソコンを開くと目に飛び込んできた拓郎の顔。記事のタイトルは

吉田拓郎「震えました」10歳稲垣来泉の「イメージの詩」カバーに涙”

なに?なに?と心逸(はや)りながらクリックすると

 

「イメージの詩」は、拓郎が70年に発表したデビュー曲。稲垣によるカバーバージョンは、明石家さんまがプロデュースしたアニメ映画「漁港の肉子ちゃん」の主題歌となっている。いち早く楽曲を聴いた拓郎は、稲垣の歌声を絶賛。フルコーラスでの初解禁が決まった。

コメントを寄せた拓郎は、「イメージの詩」について「広島でロックバンド時代の頃、当時私たちの新しいヒーローだったボブ・ディランに触発されて一気に書き上げました。レコーディングしたのは22歳、通信販売で市場に出るようになったのが23歳の時です。50年以上の時間が経過しました」。

稲垣の歌声について「時を超えた奇跡的なレコーディングに震えました。頬を伝わる涙を僕はぬぐうことすら忘れて聞き入りました。10歳の少女が力いっぱいに歌いきった『イメージの詩』は決してカバーなどというレベルのものではありません。まさに2021年にたたきつけられた新しいメッセージではないでしょうか。奇跡のレコーディングをぜひお聴きください」としている。(日刊スポーツより)

 

明石家さんまさんが制作した『漁港の肉子ちゃん』。

例えば、肉子ちゃんの声を大竹しのぶさんがやっているとか、他にも超人気アニメ「鬼滅の刃」の竈門炭治郎役の花江夏樹さんやキムタクの娘さんのCocomiさんが声優として出演しているとか、何となく知っていました。

原作が西加奈子さんであるとかも。

ですが、何と!主題歌が「イメージの詩」とは⁉ 知らなかったぁ……。

それで、10歳の稲垣来泉ちゃんというのはどんなお子さん?と検索。

すると、ハイハイ、知ってます知ってます。

三浦春馬さんとドラマで共演していて、まさに天使の様な可愛らしさと、それでいて芯の通った確かな演技に、「この子、スゴイわあ」と感心したものでした。

f:id:komakusa22:20210513092308j:plain

※以前の記事よりお借りしましたm(__)m

確か、NHKの朝ドラにも子役で出演されていたと思うので、知っている方も多いかと。

その来泉ちゃんが歌っている「イメージの詩」を聴いてみたくて、『漁港の肉子ちゃん』の公式サイトへ。

予告版映像に歌声が少し入っていました。

 


www.youtube.com

 

「頬を伝わる涙をぬぐうことすら忘れて聞き入った」

拓郎がそう言ったように、来泉ちゃんの歌声が"これこそはと信じれるものがこの世にあるだろうか”と始まった途端、胸にぐっときて、目頭がきゅっと熱くなりました。

あまりにも純真無垢。

純真無垢をとうに手離した自分の心はその一瞬に震え、

汚いものなど何一つ無くただ真っ直ぐな小さい人への、尊敬にも似た感慨と身の置き所の無い恥ずかしさと、何より大いなる愛しさに打ちのめされる思いでした。

彼女にはそんな大層な思惑などあろうはずがなく、だからこそ痛く伝わるのでしょう。

悲しい涙を流している人は
きれいなものでしょうね
涙をこらえて 笑っている人は
きれいなものでしょうね

幼い彼女にそう言われて、我々大人は何をどう考えればいいのかと諭されるようで。

来泉ちゃんの歌は予告編ではここまでですが、この後、「イメージの詩」は

男はどうして 女を求めて
さまよっているんだろう
女はどうして 男を求めて
着飾っているんだろう

と延々と続きます。それはもう延々と。

どんなふうに彼女が歌ってくれるのか。

14日午後10時「吉田拓郎オールナイトニッポンGOLD」にてフルコーラス聴けるようなので、今からかなり楽しみです。

ちなみに「イメージの詩」は7分弱の大作です。

その長い歌詞に久しぶりに目を通し、当時の拓郎の若く荒々しいエネルギーに改めて熱い思いにもなりました。

 

『漁港の肉子ちゃん』予告編の最後には「みんな、望まれて生まれてきたんやで。」の文字。

さんまさんが伝えようとしてくれたことなのかなと、またぐっときたのでした。

 

 

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へ

よろしければポチ頂けると嬉しいです(^^)/

PVアクセスランキング にほんブログ村