すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

なごり雪


朝からの冷たい雨が昼には雪に。
まさになごり雪

私の住む辺り、雪は決して多くないのですが
3月の今頃、もうすぐ春かな?と感じる頃に
最後の1回、名残りの雪が降ることが割とあるような気がします。

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こんな時、どうしたって口ずさんでしまうのは

季節はずれの雪が降る中で、“僕”と“君”の駅のホームでの別離
かと言って、
ドラマチックとも言えないふたりのやり取り
ある意味、そんな何でもないシーンを淡々と描いて
“僕”と“君”は別れて行く

歌詞をよくよく読めばただそれだけなのに
雪が舞い落ちるホームに立つふたりの姿が見えるようで
“僕”と“君”の悲しさや寂しさがドラマチックに胸に響いて
切なくなるとです。


動き始めた汽車の窓に
顔をつけて
君は何か言おうとしている
君のくちびるがさようならと動くことが
こわくて下をむいてた
時がゆけば幼い君も
大人になると気づかないまま
今春が来て君はきれいになった
去年より ずっと きれいになった

by 伊勢正三 「なごり雪」より


伊勢正三さんの詞には何処か
ドキッとするような、チクッと刺さるような
そんな言葉があって
キュッと心を掴まれます。