すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

ところが。。

 
今日は介護施設に暮らす義母に母の日のプレゼントを渡し
一緒にお墓参りに行く予定だった。
夫は先週の中頃から実家に戻っていて
義母は実家近くの施設に居る。
私は今朝、電車で向かい
夫とは予め時間を決め、駅まで迎えに来てもらうことになっていた。
 
 
 
予定通りに家を出て、最寄り駅から予定通りの電車に乗り込む。
 
ところが、
既に5分の遅れ。
二駅先で乗り換えるのに10分の余裕があったはずが5分に縮まる。
ちょっと焦るが走れば間に合うだろうと心落ち着かせる。
 
ところが、
あと一駅というところで
少し離れた場所に立っていた女性が突然倒れる。
近くの人が車内の緊急ボタンを押し、同時に緊急停止。
マイク越しに車掌さんに状況説明。
しばらく停車後、とりあえず次の駅まで運行することになったが
乗り換えには多分間に合わないとすっかり諦める。
 
ところが、
乗り換える電車の出発1分前に駅に到着。
乗り換えのホームにたどり着くには30段以上はある階段を2回上り
50mほど走り、また30段ほどを降りなければならない。
エスカレーターも階段の横にあるが
大勢の人が並んでいてそれを待つ余裕は無い。
走れるか、自分!?と瞬時に悩む脳みそ。
予定の電車に乗り損なうと次は30分後。
向こうでのスケジュールも押せ押せになるし
夫が機嫌悪くなるのも面倒だ。
もう足は階段を駆け上っていた。
思いのほか足が軽いぞ。
これはジムで地道に走り込んだ成果か。
一気に駆け上がり、走り、駆け降り、ギリギリ間に合ったと思った。
 
ところが、
乗り換えるはずの電車がまだ来ていない。
踏切内に車が立ち往生し、10分の遅れだとアナウンスが伝えていた。
(・・・・・・)
まあ、いい。ある意味、ラッキー。
10分遅れでも予定通りの快速電車に乗れるのだから。
許容範囲。
やがて到着した快速電車(アーバン)に乗り込み、やれやれと座席に腰を下ろす。
 
ところが、
「後続列車も遅延の関係で、このアーバンは本日は各駅停車となります」
ううむ、仕方ない。
せめてサクサク行ってくれ。
 
ところが、
途中の駅で「急病の方がいらっしゃいますので、しばらく停車します」
 
結局、20分遅れの到着となった。
 
 
そもそも、今回の計画は初っ端から予定通りにいかなかった。
一昨日、義母が突然の発熱。
すぐ下がったが、お墓参りは無理だろうということに。
日を改めるかとも考えたが
母の日のプレゼントを渡したかったので予定通り今日出かけたのだった。
今回のお墓参りは夫と私で行くことにして。
そんなして行ったら、そんなことになった。
そんな感じ。
 
それでも無事、義母にプレゼントを渡し
つつがなく、義父のお墓参りをし
ホッとしながらお昼にスパゲティを食べ
その後、夫と車で自宅に戻る予定だった。
 
ところが、
急なご不幸の連絡が入り
夫は帰れなくなる。
私一人で再び電車で帰宅することに。
 
 
あくまでも予定通りにいかない、今日の日だった。
こんな日もあるんだなあと笑っちゃうような。
少々疲れたりもしたけど
予定通りにいかなくても一日は終わるんだなあと感慨深くもある。
 
電車がことごとく遅延となり
その都度、夫にはラインで連絡していたのだが
全く既読にならず、私は気が気じゃなかった。
気づかないまま駅に来て、事情がわかった時の夫の苛立ちを想像してだ。
果たして、予定通りの時間に駅に来てようやく気づいたらしい。
 
ところが、
 
待っている間に駅前の楽器屋さんに行けて良かったと言うではないか。
想定外の反応でちょっと嬉しくなった。
いいよ~~、夫。
 
 
予定通りにいかなくても
投げ出さず、イラつかず、
目の前のことに向き合おう。
今日という日の終わりに思ったことだった。