すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

『スカーレット』観て、突っ込んでます


現在放送中のNHK朝ドラ 『スカーレット』。
信楽焼が有名な滋賀県信楽が舞台です。

戦後まもなく、大阪から滋賀・信楽にやってきた、絵が得意な女の子。
名前は川原喜美子。
両親と二人の妹との暮らしは貧しく、頑張り屋の喜美子は、幼いながらも一家の働き手だった。
15歳になった喜美子は、大阪の下宿屋で女中として働きはじめる。
大都会での暮らしと、個性豊かな下宿の人々との出会いは、喜美子をさらに成長させる。
3年後に信楽に戻った喜美子は、地元の信楽焼にひかれ、男性ばかりの陶芸の世界に飛び込む。
(公式サイトより)


というのが今までの流れ。

ここまでの流れ、言うたらあれやけど、喜美ちゃん、可哀想過ぎた
貧乏で幼い頃から一家の働き手、それもけっこうな労働量。
妹たちの面倒や病弱なお母ちゃんを助けての家事全般。
というのはまあ仕方ないとして、
お父ちゃんがムカつくくらい横暴。
困った他人を放っておけない人間としての良さがあるのはわかる。
大酒飲みで、家のお金を全部飲んでしまうのも、その分働いてくれるんやったら、まぁ許す。
せやけど、勉強をしたかった喜美子を15歳で強引に大阪へ働きに行かせたり、
かと思うと、自分で学費を工面し大阪で絵の学校へ行こうとしていた18歳の喜美子を信楽に戻らせたり。
どれだけ横暴やねん!
お母ちゃんも申し訳ないけどあまりに頼りない。
喜美子の気持ちは分かっているのに、お父ちゃんから娘を守ってやれてない。
お母ちゃん、ほんま頼んないな~~、と腹立たしくなる。
それもこれも貧乏ゆえいうのはわかるけど、
そのしわ寄せが全部喜美ちゃんにいってる。
自分が決めたことや言うて、喜美ちゃんはいつだって前を向くけど、
結局、親が喜美ちゃんに甘えてるんやないの?
親やったら子どもがやりたい思うこと、どんなことがあってもさしてやりいな。

と、毎朝のようにイラつく私に夫は「ドラマだから」と苦笑い。
先週あたりから、成長した下の妹、百合子ちゃんが喜美子の強い味方になってくれそうでちょっと安心。
それに、最近の朝ドラではお決まりのニューフェイス爽やかイケメンがいよいよ登場し、
喜美子との恋の予感も。
ほんま、喜美ちゃんには幸せになって欲しい。
まぁ、言うてもお父ちゃん、心の底では娘思いなのは間違いないけどね。
お母ちゃんもいつかきっと、それまでの頼りなさが“振り”のように、
娘の為にガツン!とやってくれると期待してます。

・・・

ところで、中学生時代の2年半を兵庫県西宮で過ごした私。
その後、関東で暮らすようになり、それからの方が全然長いのだけど、
だから普段はいわゆる標準語なのだけど、
関西弁のドラマを観ると途端に自分も関西弁になってしまいます。
2年半の関西での暮らしの中で受けた言葉や文化の影響は、
自分の中に今でも色濃く残っているようです。
ボケて、突っ込んで、笑て。
毎週土曜日、半ドンで学校から帰ると、吉本新喜劇でお昼ご飯食べてたなあ。

『スカーレット』が始まるといつの間にか関西のオバちゃんに変身。ツッコミまくる私です(笑)