すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

桜の樹

 
先日、ブログの記事画面がおかしくなり、延々と修正作業を行ったことを書いたが、
またやってしまった。
ブログ内の画像、約4分の1ほどを消去してしまったのだ。
記事画面が異常をきたしたのはブログを移行した為と思われるが、今回は全くの己のミス。
何をどう勘違いしたのか、アルバムに取り込まれている画像をプチプチと「削除」。
いや、初めは本当に不要の物、使わなかった画像を削除し整理していたのだが、
いつの時点からか必要、不要がごちゃごちゃになり、そこで立ち止まり確認すればいいものを、
深く考えず、スッキリさせようとの今思えば浅はかな考えでプチプチし続けたのだった。
ふと、あれ?これ、大丈夫??と不安が過る。が、時遅かりし。
ようやく記事を確認し、画像が消えていることに気づくのだ。
愕然とし、やがて唖然。そして呆然。気が遠くなった。これはいったいどうすればよいのか・・・。
 
この前大変な思いをしたのに、またやるのか。本当に頭痛がした。
仕方ないと気持ちを奮い立たせ一つ一つ修正することに。
画像が残っているものは再度取り込み記事に貼り付け投稿し直した。
画像が残っていないものは画像無しで記事内の文章などを修正し投稿。
画像は有るがあまりにも大量で取り込みや貼り付けが厄介なものは記事ごと削除した。
大相撲観戦の記事や蓮の花を観に行った記事などは思い入れもあったので少し残念ではあったが、
やり直す苦労を思えばさよならを決断できた。
そうして一応修正し終えたところ。
 
拙ブログの第1回目の記事、タイトルは「ぼんやりでおっちょこちょい」。(よろしければお読みいただければ)
つまり自分の“ぼんやりでおっちょこちょい”の気質が招いたミスとも言えよう。と言うか、まさにそれ!
ブログを書き続ける上でいくつもの失敗をやらかしてきた。
当ブログの前にやっていたブログがある日突然消え去ったという苦い思い出もある。
それについては今でも確かな原因がわからないまま。
まあでも、己のおっちょこちょいによる仕業ではないかと。
 
そんなわけで、いろいろありながら続けているブログ。
苦労はかけられるが(自分が蒔いた種ではある)、心を解放させてもくれるから、離れ難いところ。
 
 
前回も触れたさだまさしさん。
美しき日本の面影という著書の中で、花見のコツについて
何処に咲いているどの桜でも良い、この樹を己の樹と決めて、毎年そこへ通うことなのだ
と書いている。
そうして懐かしい友と約束を果たすように、毎年その花に会いに行くのがよい、と。
 
ある春、さださんは作曲家山本直純さんに誘われて共に酒をのんだそうだ。
ホテルのバーから小さな桜を見上げて直純さんは
「どうだ、この桜は良いだろう?俺の樹だ」
直純さんが植えたのかと訊くさださんに「そうじゃない。俺の惚れた樹だってことなんだ」と。
 
辛い春も嬉しい春も直純さんはこの桜と酒杯をあげ、一年に一度だけ待ち合わせる人生のパートナーとして共に過ごしてきたのだ、と思うだけで胸が熱くなった。
 
 
なるほど。
少し胸が熱くなる。
 
我が家では毎年、必ずと言っていいほど花見に出かけるが、
まだ行っていない場所の知らない桜を観たいと思い、そうしてきた。
 
だが、
己の樹、
己が惚れた桜の樹に毎年会いに行くのも何だか良いものではないか。
年月を重ね、歳を重ね、そうした自分で毎年会いに行く。
向かい合い言葉を交わす。
また今年も会えたね。元気だった?変わったことあった?
 
今年のお花見はどうしようか。
己の桜の樹に出逢えるかな。
 
 
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こちらは、我が家の北の窓から見える今日の梅の樹
移り住んで以来、ずっと春の訪れを教えてくれています
ペットのインコ、ろくがこの樹の下に眠っていて
梅の花が満開の頃に亡くなったので、毎年、この時期には樹の下で手を合わせています
 
↓こちらは一昨年のちょうど今頃の梅 まだ蕾もいっぱいあって
やっぱり今年の春は早かったみたい 
 
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