こまくさ便り~Your Smile

娘、妻、嫁、母、ばあば、そして「私」の日々を綴ります

口角上げて眉間広げて

 

先日の糸井重里さんのことばは「わからなくなったら、口角をあげろ」だった。

 

(略)

人が見ているところで、無理やりに口角をあげると、もしかしたら「にやにやして気持ちわるい」とか思われてしまうかもしれない。

でも、そう思われてしまうのはあきらめよう、気持ちわるいさ、おれは、じゅうぶんに。

やっぱり、大人の日常というのはこわばるものなのだ。なにかちょっとがまんしたり、ときにはがまんさせたり、そうそうグニャグニャしてるわけにもいかない。くらげじゃぁないんだから。

あんまり力を入れたり大げさな動きをしたりせずに、そのこわばりをゆるめてやりたい。そういうときに、くちびるの両はじを、ちょっとあげる。これだけで、なにかが漏れたかのように硬さがとれる。そして微笑みと、ほぼ同じような表情になる。無理に口角をあげても、そうなるのがありがたい。

 

「笑む」のもともとの意味は、つぼみがほころびるということらしい。イガ栗の割れてなかの実が見えているようすを、「よく笑んでいる」とか言う。

笑むというのは「やさしい破裂」なんだな。じぶんという殻のなかには、いろんな気がたまってて、そのままにしておくとぱんぱんの風船になっちゃう。「口角をあげる(笑む)」ことで、やわらかくするんだ。そうしたほうが、身体の動きも、こころの動きも、いやぁその魂の動きまでもが自由になるんだろうね。 

(略)

 

身体も、こころも、魂までも自由になれるっていいな。

 

幼い頃、母によく「○ちゃんは口角が上がってて、いいね」と言われた。

何故いいのかわからなかったが、褒められているような、羨ましがられているような感じがして、内心嬉しかった。

笑顔でなくてもそう言われたので、普通に口を閉じた状態で口角が上がっていたのだと思う。

今、孫の顔を見ながら、笑顔というわけでもなく、何かに集中して真剣な顔も、何ならプイっと拗ねている顔ですら、口角がキュッと上がっていることにちょっと感動する。

遠い昔、私に言った母の気持ちがわかる。

 

あれは何なんだろう。

若さのなせるわざなのかな。

30代前半から20代後半の我が娘たちも、まだ口角は上がっている。

 

そして、私はいつから口角が下がるようになったんだろう。

例えば写真を撮る時、当然笑顔で写ろうとするから口角は上がる。

それらの写真を見てそれが自分の顔だと思っていた。

また、家族や友だちと面白おかしく喋ったり、小さいひとや動物と触れ合う時なども口角は上がっただろう。

それは楽しくリラックス出来て心から笑顔であるから、自然にそうなるというものだ。

ところがある時、ビデオカメラで何気なく映された自分自身を観て愕然。

台所で食器洗いをしている私の、うつむいた顔の口角がこれでもかと下がっていたのだ。

仏頂面していたつもりはない。何かに怒ったり悩んだりしていたわけでもない。

自分的には素の表情で、特に何も考えず手を動かしていた。

なのに、なんだこれ⁉

無防備極まりないこれが、紛れもない普段の自分の顔⁇

マズイぞ、これは。

ショック過ぎて、自虐発言で笑い飛ばす得意技も出ない。

家族も一緒に見ていたが何も言わなかった。

それは私に気を遣って?それとも、既に見慣れていて何とも思わない?

いずれにしてもセツナイ…。

口の周りの筋肉なのか皮膚なのか、何しろそのあたりの甚だしい衰えを唐突に突き付けられた、あれはいつの事だったか。

 

それからはハッと思い出すたびに口角を上げるようにしている。

何かに没頭している時はアブナイ。気がつくとぎゅーんと下がっている。

道を歩いている時、買い物をしている時、車を運転している時。

突然思い出したようににやりとするので、見られた人には気持ち悪がられているかもしれない。

 

ところで近頃は、悲しいかな、もう一つ懸案事項が増えて。

眉間の縦ジワ

いつ頃からか薄くあり続けていたが、今や深く刻まれて、そんなつもりは無いのにいつも眉をひそめているように見える。

不愉快なことなど無いのに、何か一言あるような。

ある日、ヨガのレッスンで「眉間を広げてリラックスさせましょう」と先生がおっしゃった。

左右の眉頭に力を入れてグイと広げてみると、少し冷たい空気が眉間を通った気がした。

気持ちいい。

鏡を見ながらやってみると眉間が広がると共に縦ジワが横に引っ張られて、深く刻まれたものが幾らか浅くなった。

こんなことで縦ジワが消えるとは思わないが、目の辺りの凝りが解ける感じが気持ち良くて、思い出すと眉間を広げている。

どうしたの?と人から突っ込まれそうなおまぬけな顔になるので、こちらはこっそりと(苦笑)。

 

口角上げて眉間広げて、こわばりを緩めよう。

顔の真ん中を一筋の風が通り抜けて、心もふわっと緩むのが分かる。

一瞬若返った気もするから不思議である。

あくまでも気がするだけだが( ̄▽ ̄;)

 

 

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八朔をたくさんいただいた。ビタミンCはお肌にイイはず(*´▽`*) 

 

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