我が家は三人娘。それぞれ自立し家を出て、長女と三女は同居。次女は結婚している。
その次女、三人の中でも飛びぬけて行動的でパワフルだが、内面は超神経質で繊細。
長女や三女に言わせると「ガラスのハート」
繊細ゆえに傷つきやすく壊れやすい。
しかし、そこは負けん気もなかなかの次女なので、己が傷つくやいなや返す刀で相手をバッサリ切り捨てる。
私などは何度も切られてきた。
きっと次女にしたら無神経極まりない母なのだろうと思う。
ただ、自分では何が次女の神経を逆撫でするのか未だにつかめないところがある。
そんなつもりは無くとか、良かれと思ってとか、なのに墓穴を掘る始末。
次女の「ガラスのハート」を細部まで知り尽くしている三女は決して次女を怒らせない。
可愛く素直な妹であり続けているので、次女に「溺愛してるから」と言わしめている。
そんな三女に次女への対応について助言を求めると、次女の言動全てにおいて「決して否定しないこと」。
「そうだね」「いいね」と常に共感し、求められたら自分の意見を出来るだけ控え目に言うのだそう。
なるほどねぇ。それじゃ無理だ。
差し障りのないことをいちいち否定したり、どうでもいいことであれこれ口を挟むことはしない。
でも、人としてそれはどうだろうと思えば、母親として、私個人としても、否定的なことであっても自分の考えを言うだろう。
それが次女の気に障り、ガラスのハートが傷つこうが言わなきゃならないことは言う。
それによってこちらもバッサリ切られようが私は言う。そのスタンスである。
ただ思うのは、
人の感じ方、受け取り方は違うから、私はどうでもいいことを否定したり口を挟んでいるつもりはなくても、次女にしたらいちいち否定されたり口を挟んでくると感じるのかもしれないということ。
もちろん悪意など一切無く、良かれと思ってした言動でも、相手にはそのまま受け取って貰えず、それどころか否定的に捉えられるとしたら、これはもう価値観の相違とか相性が悪いとしか言いようがないのではないか。
残念だけどお手上げである。
どちらが良い悪いではなく、相性が悪いのだと受け入れる。
そんな相手の様子を逐一伺って、怒らせないように傷つけないようにと言葉を選び、行動にも細心の注意を払うなんてのは正直しんどいし、長くは続かないだろう。
周囲にそのような人がいたら私はそっと離れるだろうと思う。
そこでまた思うのは、
しかし次女は家族であり、離れられない存在ということ。
じゃあ三女のように一切否定せず常に共感し自分の言いたいことを控えて付き合っていくか……。
無理だな。( ̄ー ̄)
これからもずっと、私の(次女にしたら無神経な)言動に傷つきムカつく次女にバッサリ切られ母凹む……○| ̄|_、を繰り返していくのだろうと思う。
先日、長女と次女と三人で会った時のこと。
以前、次女の家に遊びに行った際、二階の一室にたくさんの荷物が片付けられないまま無造作に置かれていて、孫とその部屋を覗いた私が「スゴイねぇ」と言ったことに次女は傷ついたらしく、
「おかあさんに汚い!って言われたから必死に片付けた」とぶちまけるように愚痴った。
「え~汚いって言ってないよ。スゴイって言ったんだよ」と言うと、「つまり汚いってことでしょ!ねえ」と長女に同意を求める次女。
長女は苦笑いで何も応えなかったが、(またおかあさんやっちゃったな)と思っていたことだろう。
ただ単に、荷物がいっぱいでスゴイねぇと孫に言っただけだったが、次女には片付けてなくて部屋が汚いと責められたように感じたのだ。
申し訳ないが、それをそう受け止めようとは自分には想像も出来ず、想定を超えている。
次女の過剰な繊細さを恨めしく思いつつ、やはり自分が無神経なのかと内心落ち込んだ。
何より、いつまで経っても母と娘がこうも食い違うことがさすがに悲しくもあった。
ちなみに、長女は次女にどんなにキレられても意に介さない。
自分の思うとおりに振る舞って発言して、怒るなら勝手に怒ればのスタンスである。さすが長女。
夫は自分が無神経な言動をやらかすと既に自覚しているのか、次女には無暗に近づかない。今までの経験をきちんと活かしていると言えよう。
片や、何度も同じこと繰り返して切られまくっている私を、次女以外の家族はひやひやしながら見ているのかもしれない(*´з`)
我が家から帰宅途中、既に爆睡の孫たち(前にもこんな写真ありましたね^^)。「じいじばあばと遊んだ日は昼寝してくれて助かります」と嬉しいことを言ってくれる次女でもあるのです(^▽^;)
↑よろしければポチ頂けると嬉しいです(^^)/