すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

わたしは今日まで生きてみました、再び


車で出かけた帰り道
2014年に行われた拓郎のコンサートツアーDVDを久しぶりに観た
歳を重ねてもなおカッコイイ拓郎さんに目を奪われ運転が疎かにならないよう気をつけながら(笑)


朝日が昇るから 起きるんじゃなくて
目覚める時だから 旅をする

で始まる「人生を語らず」


越えて行け そこを
越えて行け それを
今はまだ人生を 人生を語らず

コンサートで拳を突き上げ何度歌ったことだろう


1974年にリリースされた
自分は16歳の高校生だった
越えて行けと叫ぶ拓郎の声に背中を押された
未熟さゆえに人生に惑う自分に今はまだ人生を語らずと諭してくれた


続いて流れてきたのは「今日までそして明日から」

リリースされたのは「人生を語らず」より前の1971年
当時とは異なる軽妙なアレンジにのる拓郎の歌声からは何の拘りも感じられない


デビューして1年後の初期の作品である
当時の拓郎はどんな思いがありこの曲を歌ったのだろうと考えるが
惨めさや愚かさや憤りにまみれながら生きてきたこと
そしてこれからもそうして生きて行くことに
虚しさや諦めはどうしたって拭い去れないが
それでもわたしは生きて行く
そんな思いだったのだろうか

そして当時の自分は
自分にも思い当たるそうした生き方をその人が生きていることに慰められたのだと思う
それは情けない自分の生き方を肯定してくれることでもあった



今日、久しぶりに聴いたその歌は
そうしたことも一切消え去ったかのように今の自分に響いた


わたしは今日まで生きてみました
わたしは今日まで生きてみました
わたしは今日まで生きてみました

そして今 わたしは思っています
明日からもこうして 生きて行くだろうと


何の取り柄もないわたしだったけど
それでも今日まで生きてみましたよ

そしてきっと
明日からもそうして生きて行くのでしょうね

そんな思いがすこぶる自然に
或いはちょっぴり感慨深く
自分の心と体に穏やかに沁み渡る

苦悩に喘いだ若い頃とは違う感覚で届いたことが一瞬不思議で
そう思えるまで生きて来れたことが嬉しくもあった


今の拓郎が歌う「今日までそして明日から」
肩の力を抜こう、それでいいんだよ、そうして生きて行こうと言ってくれているようで
やっぱり今の自分を肯定してくれている



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※6年前にも同じタイトルで書いていました(;^ω^)

komakusa22.hatenablog.com



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