すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

「手帳」に残る思い


今週のお題「手帳」


最近は同年代(アラ還世代)でもスマホでスケジュール管理する人がいます。
打合せをしながら予定をサクサクと打ち込む様子に
ちょっと驚きながら感心しきりの私は、今もアナログ派。


学生時代や結婚前の会社員時代にも手帳を使っていましたが
結婚と同時にあっさり処分。


今、手元に結婚してからの手帳が残っています。
意識的に残そうとしたわけではないけど
とりあえず収納ケースに入れ、押し入れの奥に。
今回のお題を見て引っ張り出してみたら、30冊ありました。


f:id:komakusa22:20220119172317j:plain



第1冊目は、初めての子どもを妊娠した時にワクワクした思いで購入した手帳。

f:id:komakusa22:20220119172345j:plain


転勤で移り住んだ慣れない土地。
身内や友だちもいない環境で
初めての妊娠、そして出産することに
喜びの中にもあった不安。
産科での診察や検査の内容、自分自身の体調変化など
実に細かく書き込まれている。
すっかり忘れていたので驚きました。
初めての我が子を迎えるにあたり
未熟ながらも親としての思いも綴られていて
当時の自分にちょっと泣けたりして。


その手帳も出産と共に書き込みが減少。
初めての育児が大変過ぎて
書き込むどころか、手帳を広げることも忘れたのだろうなぁ。


その後の5年間、手帳は使いませんでした。
使おうとも考えなかったと言うか。
次の子どもが生まれ、育児と家事に息つく暇も無く
今日の予定は?などとゆったり構えられる余裕も無い。
予定などと言わなくとも、目の前には常にやらねばならないことがあり
それをただこなしていく。
そんな毎日でしたから。


末っ子を妊娠した年、手帳を復活させました。
それからは途切れることなく現在に至ります。


30代は家族の行事や病気(通院)など
夫や子どもたちに関係するスケジュールがほとんどだったのが
40代になり私自身の仕事や趣味のスケジュールが増え
そのうち、それらがほとんどを占めるようになった。

やがて、
親たちが年老いてくると、介護や支援のスケジュール一色に。
その頃の手帳には、先行きの見えないことへの不安もたくさん書いてあります。
行き場の無い怒りや虚しさに苦しんだことも思い出します。
久しぶりに目を通し、今でも苦い気持ちになるのが少し悲しかった。

もっと良い介護や支援が出来たのかもしれないと思って…。


今、手帳に書かれているスケジュールは自分の趣味がほとんど。
あとは家族関係と通院が少し。
のん気なものです。
コロナ禍で旅行や友人と会うことが激減したのは寂しい限り。


……………



自分にとり「手帳」は
予定を書き込むスケジュール管理のアイテムであると同時に
その日にあったことを記録し
その時に感じた思いを記す「日記」でもあるのだなぁ。


たいしたことを書いてはいませんが
その日、その時の、忘れてしまっていた自分自身が思い出され
特に若い頃のそれはセツナイ気分でジンとします。

シワもシミもさほど目立たなかっただろう若い自分が確かにそこにいて
自分で言うのはおこがましいけれど
頑張っていたなあと思うのです。



f:id:komakusa22:20220119172515j:plain

左は2020年、右は2021年。鳥柄にはまっています(*´ω`*)
2021年のフクロウが首を傾げているのがどうにも可愛くて
今年2022年も引き続きこれでいこうかと。
後ろのメモのページがかなりあるので、そこに線を引いて2022年版作成しました(*´з`)


PVアクセスランキング にほんブログ村