義母が入院して2週間が過ぎました。
あっという間の日々です。
紹介された病院で診察を受け
検査、画像診断の結果、かなりの重症であることにビックリした当初でしたが
少しずつではありますが、快方に向かっているようです。
肺気胸の治療で胸に通したチューブも取れました。
それはつまり、肺が元の状態に戻ったということ。
すごいなと思いました。
肺に開いた穴が自然に塞がり、4分の3ほどに縮んでいたものが再び広がるんですから。
生命体が持つ治癒力ってすごいなって。
そして、80歳の義母の逞しい生命力にも内心「やっぱりね」という思いで、感心というか納得というか・・。
いや、もちろん有難いことです!(^^;
今週からはリハビリも始まりました。
寝たきりだったのを先ずは車椅子に座ることから。
座る時間もだんだんと長くして。
今は、立ち上がること、立っていること、立ったまま左右に重心を移すことなど行っているそうです。
見舞いに行くといつもしんどそうだったのが、今日は元気だったね、と言える日も増えてきました。
とは言え、肋骨数本折ってますのでぐるぐると巻かれています。
まだまだ体は安静に、です。
体は安静にですが、頭は以前と変わりなくキレっキレなので
じっとしていると余計あれもこれもと思いつくらしく
ベッドの上から指令が発せられることも度々。
それに応えてわらわらと動き回る中年(初老?)になった子どもたちなのです。
ところで、少し前に「実家の物、整理したい」と書きました。
こう言っちゃあなんですが・・
命に別状がないと分かっているので言えることですが・・
(今がチャンス?)
「おふくろが居ない間にまず冷蔵庫、片付けよう」との夫の提案に、望むところと。
いや~~~、でも、この冷蔵庫、さすがのシロモノでした。
お義母さんをなめていた。
ここまでの物を作り上げていたあなたはやっぱりスゴイ!(ここまで言うとイヤミか)
詳細は書けませんが、
アレも出てきた、コレも出てきた、コイツは何年ものだ?
あ~あ~コレがこんなに広がってガチガチにこびりついているぅ
むむむ、臭いの元はコレだったのねぇ~~
ああ!もうコレはダメ!蓋を開けられない
という状態が上から下まであって
「考えちゃダメ!立ちくらんでいる暇はない!やるやるやるーーー!」
「ファイト!ファイトぉーー!いいよいいよ~!あたしたちやれてるよ~~~」などと叫びながら
己を鼓舞し、お互いを励まし、前だけを向いて作業し続けること3時間。
ようやく義母の冷蔵庫はその本当の姿を取り戻しました。
生まれ変わったと言ってもいい。
「この冷蔵庫、こんなに中が広かったんだ」と夫がしみじみつぶやきました。
98パーセントの物が取り除かれた(大げさでなく)庫内はがらんとして、電気の明かりがキラキラと美しかったです。
冷蔵庫一つでこの騒ぎです。
義母が退院してくるまでに、何処がどれだけ整理されるのか
ちょっと遠い気分になります ( ̄◇ ̄;)