すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

『舞妓はレディ』


昨夜は三日月でした

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お向かいの屋根の上に誰かが座って眺めているよう
うさぎさんとか、ムーミンに出てくるニョロニョロとか

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今朝は窓を開けるとキンモクセイの香りがしました
またこの季節なんだねと夫と話しました



今日までの映画の無料券を貰ったので
特別観たいものは無いのだけど無駄にするのはもったいない
うーん。。と調べて朝一番で観てきた

『舞妓はレディ』

始まって早々、ミュージカルさながらに唐突に歌い出すヒロインに
(えっ!?)と一瞬驚くのだけど
そうだそうだ、コレはあのミュージカル『マイフェアレディ』をもじった
歌とダンス満載のエンターテインメント作品なのだと改めて気づく

実はそんなに期待していなかった・・んだけど
面白かった!

まずはヒロインの女の子が良かった


舞妓さんになりたいただ一心で津軽から出てきた主人公そのものの
ピュアでいじらしいその感じ
かと思うと
800人の応募者からオーディションを勝ち抜いてきたという
歌やダンスの実力を見事に披露してくれて
特にその伸びやかな歌声は実に心地よく心に響いた

他の出演者の歌も、皆さん良かったな
きちんと実力のある人たちの表現力豊かな歌声

Shall we ダンス?もそうだったように
所々に「クスッ」とか「アハハ」が丁寧に織り込められていて
それも楽しかった

京都が舞台であることを十分に味わえる背景や、四季を映す風景にも感心
これって外国の人が観たら
日本てなんてビューティフル!って、えらく感動するんやないのと思ったし

そうそう
お話の核にもなる「京言葉」や
舞妓さん、芸妓さん、それからお茶屋のあれこれも
物語の中でレクチャーされるたびに、なるほど!だった


まあ、それでも
もしかしたら、こういった映画は好みが分かれるのかもしれないとも思う
私は良かった
歌もダンスも、もちろんセリフも
隅々まで神経を集中させ吟味をし、ひとつひとつ丁寧に作られた感が伝わって
(まあすべての作品が基本そうであるのでしょうけど)
温かい余韻と共に満足して見終わることが出来た

公式サイトの言葉を借りれば
舞妓を目指す少女の成長を描き出す
ユニーク&ハートフルなお茶屋ファンタジーです