すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

我が家の旅あるある~♪

ところで私、と言うか夫も
何故か旅の目玉が改修中などであることが多い。
お笑いのあの人ふうに歌えば
“我が家の旅あるある”
「改修中でありがち~~」ってとこ。

前記事の犬山城はまさかの、
と言うかやっぱり貴殿も、の耐震工事中

思い起こせば12年前の熊本への旅、憧れの熊本城は築城400年に際しての大規模な復元

20071229熊本宮崎 (28)b

(この後、復元された姿を再び観る前にあの熊本地震だった・・)

9年前、ふと立ち寄った上野寛永寺も改修中であったし

8年前、はるばる訪れた出雲大社は本殿の大改修で思いもよらずの御仮殿にお参り

20111216島根・鳥取 (44)b

 7年前の日光東照宮は平成の大修理の最中、

事前に分かっていたものの、当然本殿に入れず

ただ、昨年美しくお色直しされた東照宮に行き本殿に入ることもできた

さらに言えば、夫抜きで娘たちと出かけた3年前の箱根の旅、

小田原城を観て帰ろうと思い立ったはいいが

とてもそこにお城があるとは思えない足場ガッツリの姿に唖然・・ 

IMG_1881a.jpg 

そうなんです。自分たちがイケナイ。事前調査不足なんです。

 

“我が家の旅あるある” 
他にも
霧に見舞われがち
、とか
山道走りがちとか


子どもたちが幼い頃、実家への帰省から戻ってくる高速道路で事故による大渋滞。
我慢できない夫は一旦下道に降りて少し先のインターから再び高速に乗ろうと言う。
よく憶えていないが山梨辺りだったか。
当時はナビが無いから道路地図を見ながら
こっちじゃないの、あっちじゃないかと確信が無いまま車を走らせる。
そして向かっているはずの高速のインターには一向にたどり着かない。
そのうち地図上に東京へと続く1本の道を見つけた。
この際、高速に戻るのは諦めてこの道でとにかく行こうと決めた我ら夫婦。
後部座席の子どもたちは車内の緊迫感に静かになってしまっていた。
ところがその道ってのが大変な山道だった。
時間はすっかり夜になり電灯一つない暗がりを車のライトだけが頼りで進む。
クネクネと急カーブの細い道が続き、それは登っているようだった。
対向車がほとんど無く、2台ほどすれ違ったか。
ということはこの先は何処かにつながっているんだよとホッとしたり。
やがてライトの灯りに照らされて道端に見えたのは大菩薩峠の文字。

大菩薩峠ーー!」

松本清張森村誠一の小説にでも出てきそうな地名

峠に来ちゃったのか~~
しかも大菩薩峠
って、よく知らないけど
でも、峠を越えたっていうことは
後は下るだけだよ
きっと何処かの町か村につながってるよ!!
あともう少しだよ~


明確な根拠はないままテンション上がるちょっと馬鹿な夫婦。
後ろの子どもたちもそれにつられて明るい声をあげた。
果たして、
その道は確かにつながっていた。
湖が見え(多分、奥多摩湖)人里の明かり(多分、奥多摩町)が遠くに見えた時の嬉しかったこと。
青梅市の標識が出てきた頃には
「〇〇さんの実家ってここらへんなんだよね~~」と気分ルンルンの私。
「あとは私が運転するわ」と意気揚々走り帰ったのだった。


その後も、その前も、山道走りがちは度々あり
実は、前記事の犬山城から下呂温泉への道もそうだった。
今回はナビもあり、しかも車のナビ、夫のタブレットナビ、私のスマホナビを駆使したにもかかわらず
選んだ道はとんでもない山道だった。
夫が前もって調べていたAルート
犬山城でナビ検索した際に提示されたBルート
どちらも所要時間が同じくらいだったので、わかりやすくBルートで行くことに。
しかし、途中でBルートを外れてしまったのか
気がつくと所要時間が大幅に増えてしまっている。
コンビニの駐車場で改めて検索。
すると、車のナビと夫のタブレットナビはその地点からの新しいCルートを示した。
到着時間も最初の想定とさほど変わらない。
ところが私のスマホナビはDルートを推奨する。時間はやや多くかかる感じ。
じゃあCルートだなと

果たして、
みるみる道幅が狭くなるCルート。あっという間に山道。
車1台がやっとの、対向車が来たら何処ですれ違えばいいのかわからない箇所ばかり。
そのうち道路とも言えない、杉がすぐそばまで立ち並んでいる林道を通った直後
とりあえずCルートを進ませていた私のスマホナビが
「Uターンしてください」と言った。

Uターン⁉
ここで?いまさら??
無理でしょ


「私があんなにDルートをおすすめしたのにCを選ぶからこんなことになるんですよ」
そう言われている気がした。

それでも車ナビとタブレットナビは相変わらずCルートを示し続ける。
こうなったら半ばヤケっぱちで突き進むのみ!

結果、

途中からおそらくこれが正解だったのだろうという道に合流して
無事、しかも確かに当初の予定通りの時間に宿に着いた。
上手いことショートカットしたでしょ、ということだろうが
あんな道はもう勘弁して欲しい。
フツーの道を走りたい。 

20191112~14犬山・下呂・諏訪 (168)a

下呂温泉の町並み