すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

久しぶりに『卒業』観てみたら

 

外出自粛に伴い、家に居る時間がぐーんと増えました。

ブログを拝見していると、この機会に家の中の整理整頓、掃除などに励んでいる人、

丁寧な食事作り、裁縫、手芸などの手仕事を楽しんでいる人、

マスクを手作りし、自分だけでなく周囲に配っている人など、

皆さん、実に有意義に過ごしておられて素晴らしいなぁと感心させられます。

 

自分もそんなふうに創造的に有意義に、と思わなくもないのですが、

それよりも今ちょっと楽しみにしているのは、テレビの映画鑑賞。

朝一番にテレビの番組表をチェックし、めぼしいものを見つけては、

地デジからBSから、午前中、昼間、夜と、テレビの前に座っております。

(ケチなものでお金のかかるテレビは契約していません(^^;)

特にBSプレミアムでは名画と呼ばれるものも多く、CMも入らないので最高。

洋画が字幕で放送されるのも映画館で観ている気分になって悪くない。

何しろ、時間はたっぷりあるので延々と最後まで観ていられるわけです。

今まではなかなか出来なかったことです(*^^*)

 

今日はBSプレミアム、あの『卒業』でした。

ダスティン・ホフマンの。

「エレーーン!」の。

そして何といってもサウンド・オブ・サイレンス」

 

日本では1968年公開ということだからリアルタイムで映画は観ていないのだけど、

確か中学生の時に初めてラジオで聴いたんですよね。

サイモン&ガーファンクルが歌う「サウンド・オブ・サイレンス」。

繊細な歌声とメロディが少女の心にずーーんと響いて、じーーんと沁みた。そんな出会いでした。

二番目に買ったLPレコードがサイモン&ガーファンクルだったかな。

ちなみに一番目は西部劇映画のサウンドトラック盤。多感な中学生でした(笑)

その後、多分テレビで『卒業』を観たんだと思います。

 

今回久しぶりに観て、懐かしくてたまらなかったのは様々なシーンに流れる楽曲でした。

サウンド・オブ・サイレンス」の他に「スカボロー・フェア」「ミセス・ロビンソン」「4月になれば彼女は

ストーリーの方はと言うと、衝撃的なラストシーンはもちろん憶えていますが、

その他はあまり憶えていなかったことに我ながら驚き。

ベンジャミンとミセス・ロビンソン、エレーンとのシーンの記憶が断片的で、

なので、こういう映画だったのかと初めて知ったような気分でした。

ダスティン・ホフマン演じるベンジャミンの描かれ方。

ミセス・ロビンソンの醜さの裏にある悲しみ。

若い頃と歳を重ねた今とでは、受け取るものは違うのかも。

結局、何を伝えたいのか今の私にはわからなかった?理解できなかった?かなあ。

(なんだか悔しいので歳のせいにしたくはないが。。そうなのか?)

ただラストシーンで、若い二人の相手を求める思いの激しさに、

若い頃の自分はきっと心ときめかせただろうなと、それは想像出来ます。

 

ラストのラスト。教会から逃げてバスに乗り込むベンジャミンとエレーン。

二人とも笑顔でひとしきり笑った後、

前を向く二人の表情は思いを遂げた喜びや晴れやかさといったものがいつしか消え、

不安や頼りなさを映しているように見えました。

そのシーン、確かに前に観ているのですが、初めて感じた印象。

以前はそうは思わなかった気がします。

ハッピーエンドのようで、さてこれから二人はどうなるのかと思わされるような、

これが真のラストシーンなのか?なーんて。

 

ベンジャミンとエレーンのその後、幸せだといいなあ。

 

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この記事を書くにあたり少し調べてみましたら、

大好きなリチャード・ドレイファスさんが下宿屋の住人で出演しているらしくビックリ!

今度観る時には是非注目してみよう。

 

 

 

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