先月から今月の頭にかけて
我が家では末娘の引越しで慌ただしかった頃
夫の実家ではシロアリ駆除を行った。
畳を上げる必要があり
その為に部屋の片づけや不用品の処分などを急ピッチで進めなければならず
時間的にも体力的にもとても大変だった、ようだ。
ようだ、と言うのは
その全てを夫がしたから。
申し訳ないとは思いつつ……(;´Д`)
……………
一人暮らしだった義母が実家で転倒したのは8年前。
外科病院→リハビリ病院→手術→再度、リハビリ病院と、9ヶ月の入院中に
義母を実家で介護する為、家の中の片づけをした。
けれどそれは、片づけ、などと簡単な物言いでは済まないほどの壮絶な作業だった。
家中に溢れかえったモノたち、汚れ切ったアレコレ。
いったい義母は、ここでどのように暮らして、いや暮らせていたのか。
そりゃ家の中で転んでもおかしくないと内心思った。
特に、台所は
足の踏み場もなく物に埋め尽くされ、何十年来の意味不明の汚れがこびりついて
そこでの片づけ作業はひたすら忍耐を強いられた。
時に、無の境地で
時に、ガンバレガンバレと実際に声を出し自らを奮い立たせ
ただただ手を動かした。
それでも、
引っ掛かって開きにくくなっていた引き出しをエイ!と引っ張ったら
何匹もの“G”が足元に落ちて来た時には、冗談でなく泣いた。
なんだかもう情けなくて。
その時の光景は今でもトラウマになっている。
義母が入院中、そうして毎週片づけに通った。
あれだけパンパンだったモノたちもいつしか姿を消し
一つ一つの部屋がすっきりとした。
特に、台所と玄関の変貌ぶりには親戚や近所の人たちも驚いてくれ
大いに救われた気がしたものだ。
そしてリフォームし、結局車イスとなった義母を迎え入れたのだった。
……………
つまり、そんなわけで家の中は片づいていると思っていたが
シロアリ駆除に際し、まだまだ片づけが必要だったようだ。
押入れの中も駆除するということで、そこも片づけた夫。
8年前の片づけの際、力尽きて見て見ぬふりをした場所(^▽^;)
娘たちが幼い頃、実家に帰省すると
義母が娘たちの喜びそうな物を次々と出した魔法の押入れである。
今回もどっさり宝物?(笑)が出て来たらしい。
大変ではあったが(←夫が^^;)
いつかはどうせやらなければならなかった事。
娘の引越しに際しての我が家の断捨離のように
思いがけず前倒しで出来たと思い、良しとしよう(←って、私は何もしていない^^;)