すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

ダンボの耳

 
今日電車でのこと
 
隣りに座った女性二人連れの会話が聞くともなしに聞こえてきた
どうやら幼稚園のママ友
子ども同士のたわいないケンカが親に波及して
○○ちゃんのママは今誰とも口をきかない状態らしい
△△くんのママがちょっと折れて「この前はウチの子がゴメンネ」と謝ったのだけど一切無視したそうな
でも○○ちゃんママはとても面倒見がいいとこがあって
この前下の子が寝てて忙しかった時
「いいよ~連れて帰ってあげる」とウチの子をそろばん教室から一緒に連れて帰ってきてくれたの
とフォロー情報
そうなの~ともう一人のママが相槌を打ったと思ったら
もう話は従兄弟さんのことに移った
従兄弟さんは現在仕事で中東に滞在中
お金は持っているのだけど服のセンスがイマイチで、だから独身なのだそうだ
 
「ほら、あのなんとかデカ(刑事)が張り込みするときみたいな格好なんだよね~~いつも
あの、ほら、上下デニムみたいな?(今流行りの疑問形)」
(もしかして松田優作氏の“ジーパン刑事”のこと言ってる? なら、あれはデカじゃなくてケイジだから)
(いや・・どうみても私より20歳は若い彼女たちが『太陽にほえろ』のジーパン刑事を知ってるとは思えない)
じゃあ誰だろ?などと考え込んでいるうちに降りる駅に着いてしまった
 
 
 
次に乗り換えた地下鉄で 座った私の前に立ったのも女性の二人連れ
今度は少しばかり先輩のご様子
きっとここに来るまでも歩きながらでもずっとお話なさっていたと思われ
なかなかのヒートアップ
お孫さんの運動会を見に行ったのだけど
その際のお嫁さんのお母さんの言動にカチンときていらっしゃる
(ということは こちらは息子の親)
いろいろとご不満を並べていて、正直そんなことで?と思わなくもないのだが
もうお一人もどうやら息子を持つ親御さんのようで
「うんうん、おかしいわよね~!」と激しく同調
わたくし娘三人の親としては “お嫁さんのお母さん”にしかならないわけで
図らずも “お婿さんのお母さん”の赤裸々な心情や葛藤を勉強させていただいたのだった
ああ、その際には気を付けなければ・・心しなければ・・と自分に言い聞かせながら
・・・・・
でもその前に
“お嫁さんのお母さん”ちゅうものに果たしてなれるのかしらん・・とも思うわけで(いや、マジに)
 
  
 
いつもは電車の揺れに誘われて眠りこけるばかりだけど
今日は薄目を開けながらの耳ダンボ状態だった(^^;