すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

察してほしい


昨夜の
拓郎 と 高橋真梨子さんの対談

番組タイトルは違ったけど
多分
前回の 沢田研二氏との対談に次ぐ第二弾

(前回は “千夜一夜” で 今回は “YOKOSO” とついている)
(そういう意図のわからないことをしてファンを惑わせる)

ジュリーとの時は
拓郎がたくさん喋っていたように思う
興奮気味に話す拓郎と
その勢いにちょっと引いているかのようなジュリー
一市民としての暮らしを気負うことなくこなすジュリーにいちいち驚いていた拓郎
あの頃生きていた人間にとって
“ジュリー” という存在は
どうしたってスーパースターでありトップアイドルであるから
普通にこのまま電車乗りますよとか買い物行きますよというのに驚くのわからなくもないが
拓郎さん、やらなさ過ぎ、出来なさ過ぎ
いつの間にそんなおぼっちゃまになってしまったの
フォークシンガーなら中央線や地下鉄丸ノ内線乗らなきゃでしょと
ニヤニヤつっこむ

今回は高橋真梨子さんがたくさんたくさん喋って
拓郎は彼女の話を遮ることなくじっと聞いてあげていた
という印象だった

テレビということも大いにあるのだろうが
ラジオで好き放題自分のペースで押し進めるいつもの感じはすっかり身を潜めている

感情豊かに
時に高揚し時に色っぽく思いを伝える真梨子さんは
真っ正直な可愛い女性であるのだ
そして拓郎は
そんな彼女の言葉を静かに受け止めている

ふと
拓郎って
こういう感じで来られるの弱いのかなと
番組内容とは関係のないことがよぎる

つまり
こんな女性にやられちゃうというか
魅了されちゃうというか
おきゃんで可愛らしいひと
好きなのかなぁと

そう言えば
今の奥さまも前の奥さまも
どちらかと言えばそちらのタイプ、かな・・

関係のない所で
関係のないことを
今更ながら考えて
チェッと思った

バカでしょ~ (^^;




ペドロ&カプリシャス時代に彼女が歌った 五番街のマリーへ」

名曲ですよね
歌詞の最後の部分 “察してほしい” 
ただならぬ感慨があると力説していた拓郎
私がこの曲をリアルタイムで聴いたのは
まだ全然子どもだった頃だけど
この “察してほしい” には
ちょっと後ろめたいような
でも好きだったひとが気にかかる
大人の男心を感じたっけね

拓郎にも
察してほしいような
そんな密かな思いがあったのかな・・
 

五番街へ行ったならば マリーの家へ行き
どんなくらししているのか 見て来てほしい
五番街で住んだ頃は 長い髪をしてた
可愛いマリー 今はどうか しらせてほしい

マリーという娘と 遠い昔にくらし
悲しい思いをさせた
それだけが気がかり

五番街は近いけれど
とても遠いところ
悪いけれど そんな思い 察してほしい

by 阿久悠  「五番街のマリーへ」