すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

帰省して・・

 
久しぶりに小豆島に帰って両親と過ごしてきました。
実は一年ぶり。
80歳を超えた老親を、一年も会わずに“ほっておいた”わけで、
なんと親不孝者かと、自分でも思うわけです。
 
一年前までの数年間は、父と母の病気、手術、入院が次々とあり、その度に駆けつけていました。
そして、あれこれと世話を焼き、あれこれと注意をし、あれこれと指示をして、
きっとずい分とエラそうにやっていたのだと思います。
まあそれもこれも、遠く離れてすぐには助けに行けない年老いた親のことを心配に思うがゆえなのですが。
 
一年前、母の入院の際にいつものように口うるさく言う私に、
父が「もう、あんまりヤイヤイ言うな!」と、とうとう言いました。
決しておとなしくもなく柔和とも言えない父が、考えたらそれまでよく黙っていたものなのです。
遠くから飛んで来た娘に有難いとか申し訳ないといった気持ちが当然両親にはあったでしょうし、
だから父も、それまでと違った親子の関係を甘んじて受け入れていたのだろうなと思います。
「もう心配せんでいい。ママのことはワシがちゃんとやってやるから」
「もう、来んでもいい」とも言われました。
その時は頭にきました。 悲しくもなったし。
 
でも、
自分の家に戻って、落ち着いて考えていくうちに、
そりゃそうだな・・・、そりゃそうだろと思うに至りました。
不自由ながらも、体力的にしんどいながらも、ふたりで助け合いながら何とかやってきたんだものな。
それを、たま~にやって来て、
ああしろこうしろ、ああしちゃいけないこうしちゃいけないってうるさく言われたら、そりゃイヤだ。
それまで頑張ってきた自分たちの暮らしにケチつけられた気がするかもしれない。
私がずっと側にいてそれをやってあげられるなら、親もいいだろうけど、
こうしろああしろと言うだけ言って、結局何も手助け出来ないのなら、
親は親の良いように、やりやすいように、ふたりでやっていくしかないんだよな。
とまあ、そんなふうに。
 
そんなことがあって、
会うときっとまた自分はあれこれ口うるさく言ってしまうとも思い、
そのあとも電話では何度も連絡はし合いましたが、あえて会わずにいた一年間でした。
 
こちらから連絡して、久しぶりに会った両親はいつも通り迎えてくれました。
ただ、母の衰えは思った以上に進んでいて内心ショックでした。
帰省している間に、父が徳島への一泊旅行をセッティングしてくれていて、
鳴門の渦潮や眉山からの眺めを楽しんだのですが、
旅の間中、母のことが心配でつい口うるさく言ってしまって、また愚かにも母を傷つけてしまったかな・・と、
今、後悔しています。
どうしてもっと穏やかに母と旅行を楽しむことが出来なかったんだろう、と。
 
ホテルの大浴場で、母が転ばないか心配なあまりテンパってしまって、
母の体をゆっくり洗ってあげることも忘れてしまった。
今、それも心残りです。
ああ・・、未熟だぁ・・・・・。
 
 
 
イメージ 1
 
鳴門の渦潮を船の上から観ました
 
私たちが乗ったこちらは大型観潮船 “わんだーなると”
定員 399名
所要時間 約30分
大人 1530円
小人(小学生)770円
1日12便出ます
 
また、水面下1mの展望室から海中の渦の様子が間近で見られる高速小型船の水中観潮船“アクアエディ”もあります
定員 46名
所要時間 約25分
大人 2200円
小人(小学生)1100円
1日15便で、要予約
 
※追記 渦潮の見頃の時間を確認しておくと良いかも(^^)
 
 
イメージ 3
 
イメージ 4
 
 イメージ 5
 
イメージ 6
 
イメージ 7