すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

ピョンチャン・オリンピック

 
3月になり、もしや春一番?と思わせるような強い風が吹いています。
巷のオリンピックフィーバーも少し落ち着いてきた感があります。
 
が、
今さらですが、
今回も ピョンチャン・オリンピック
感動の連続でした。
 
直前の右足首怪我というアクシデントを乗り越え金メダルを獲得した羽生結弦選手。
彼の精神力、思いの強さに凄みすら感じました。
フリーの演技“SEIMEI”ではその楽曲とも相まって、表情、手足の流れまでも神がかって見えるほど。
何故か前回ソチ・オリンピックでの浅田真央ちゃんのフリーが蘇り。。
あの時のように、リンクの上の羽生くんは何かとても神聖なオーラに包まれているかのようでした。
 
フィギュアスケート女子では宮原知子ちゃんの4位。
驚異的な滑りをしたロシア選手たちの前に惜しくもメダルを逃すことになりましたが
今回の演技は過去のどの時よりも最高でした。
特にフリーの蝶々夫人は感動のあまり泣けてきたほどです。
これまでは生真面目さゆえか、表情にぎこちなさを感じてしまうこともありました。
しかし、音楽と一体になり実に伸びやかに柔らかい表情を見せてくれた知子ちゃん。
これまでの彼女の不断の努力が、オリンピックという大舞台でいっそう美しく花開いたことが本当に嬉しかった。
彼女も今シーズンは怪我に苦しみました。
それを乗り越え、オリンピックのリンクで滑れることの喜びが体中から溢れている。
そんな彼女の演技でした。
 
スピードスケート女子の小平奈緒選手と高木美帆選手。
若い時から期待され、なのに結果を出せないことの挫折感を味わい続けてきた彼女たちではなかったかと。
しかし、そこから逃げず、何年も努力を積み重ね、挑戦することを諦めなかった。
それだけでもすごいし、尊敬!ですが、その先で本当に実現させた今回のメダル獲得。
もう心から拍手です。
 
そういう意味ではジャンプの高梨沙羅ちゃんも
ソチ・オリンピックで金メダル間違いなしと言われた中で結果が出なかったこと。
どれほどの挫折感だったかと。
あの時、あんなに小さな体に背負った期待の重さが
ジャンプ台から飛び出した彼女の体を失速させたかのようにも見えました。
でも沙羅ちゃんは又、前を向いて努力し続けました。
「4年後、また来よう」と約束した伊藤有希選手と共に。
本当に良かった。メダルの色じゃないな。
心からそう思える沙羅ちゃんの銅メダルでした。
これで又、彼女はもう一つ上、もう二つ上を目指して頑張り続けるのだろうと。
沙羅ちゃんはまだ若い。
いつか彼女が表彰台のてっぺんに立つ時のことを想像して、既にちょっと泣きそうになるのです。
そしてその時には伊藤有希ちゃんも一緒に其処に立っていて欲しい。
そんなふうにも思います。
 
男子スノーボードハーフパイプ銀メダルの平野歩夢(19歳)くんも素晴らしかった。カッコ良かった!
でも、金メダルのショーン・ホワイト選手(31歳・アメリカ)は更にその上をいくカッコ良さだった!!
男子モーグルで日本初のメダルを獲得した原大智(20歳)くんもやってくれた。
しかし、金メダルのミカエル・キングズベリー(25歳・カナダ)。他を圧倒する次元の違う滑りにただただ興奮しました。
多くの若い選手たちが活躍した今回のオリンピックでしたが
それでもやはり実力者が実力通りのパフォーマンスを見せつけて表彰台に立った。
そんな大会でもあったように思います。
 
もうメダル無いだろうと思いながら観戦したオリンピック最終日前夜。
カーリング女子、日本対イギリスの思いもかけない幕切れには
嬉しいような、イギリスの選手たちには本当に気の毒なような。
ああ、でもこういうことってあるよなぁ。。なんて
なんだか人生を思う瞬間でしたね。
 
 
NHKオリンピックテーマソング
 
力の限り戦ったアスリートたちのバックに流れて
その度、感情移入しては涙こぼしてました
 
 
誰よりも転んで 誰よりも泣いて
誰よりも君は 立ち上がってきた
 
僕は知ってるよ
誰よりも君が一番輝いてる瞬間を
 
夢を追う君へ
思い出して くじけそうなら
いつだって物語の主人公が立ち上がる限り
物語は続くんだ
 
嬉しいのに涙が溢れるのは
君が歩んできた道のりを知っているから
 
by FukaseSaori 「サザンカ」より
 
 
思いが募るまま、取り留めなくつぶやいてしまいましたが、
ピョンチャン・オリンピックで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた全てのアスリートの方々
 
本当に素敵でした!
今さらで、言い尽くされた言葉かもしれませんが、 感動をありがとう!!
心からそう思います。