すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

『万引き家族』

 
ピーターラビット』ともう一つ、観たかった映画
万引き家族 先日観てきました。
 
 

 
原案・監督・脚本・編集  是枝裕和
 
生計を立てるため、家族ぐるみで万引きなどを重ねていくうちに、一層強く結ばれる一家。だがそれは、社会では許されない絆だった。人と人との関係が希薄な今の時代に、『誰も知らない』『そして父になる』などで、様々な家族の形を真摯に見つめ続けてきた是枝監督だからこそ描ける、真の“つながり”とは何かを問う、衝撃と感動がひとつになる稀有なる作品が誕生した。 (公式サイトより)
 
この作品の説明としては公式サイトのこの文が端的に表しているように思います。
 
 
ネタバレしたくないのです。
 
では、これを記事にして自分は何を伝えるのか。
作品で描かれるのは今まさにこの国に存在する様々な問題。
でも、その現実について自分が何か語っても幼稚な感傷でしかない。
そんなふうに思えて、結局何も伝えられそうにありません。
 
真の“つながり”とは何か
「家族」とは、何?
 
まさしくそれがこの作品のテーマ。
 
だけど、明確な答えを見せてはくれない。
あくまでも観た人に問いかけられているのです。
 
意味不明で申し訳ありませんが、よかったら。
 
 
ひとつ。
 
樹木希林さんが演じたおばあちゃんが良かった。
樹木さんの演技力なのか
樹木さん自身なのか
小さく弱き人への本能的、或いは衝動的な慈しみが
本当に温かくて
 
あんな大人が一人でいいから
全ての小さい人たちに寄り添っていてくれたら
 
そう思います。