すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

「アドレスホッパー」になる??


この冬は今のところ暖冬であるらしい。
確かに朝晩の冷え込みが例年に比べいくらか緩い。
天気予報で伝える最低気温や最高気温もこの時期にしては高めであるようだし
朝一番で拭き取るべき窓の結露もほとんど無い。
ただ当地方では、この後、大寒から2月いっぱいが寒さの本番であるので油断は出来ない。

寒いのが超苦手なので、冬になると毎回暖かい地域に住みたいなあと思う。
天気予報で沖縄地方が冬でも20度を超えているのを見ると心底羨ましくなる。
夏は夏で、うんざりする蒸し暑さを避けて涼しい地域でしばらく過ごせたらなあと思う。
つまり、
春夏秋冬、季節季節で一番過ごしやすい場所で暮らせたらどんなにいいだろうと思っている。
昔からそんなことを言ってきた。

子どもは成人し、夫も仕事をやめた。
どうしてもひと所に居なければならない必要は無くなり
その部分で縛られるものはもう無い。
例えば、夏は信州か北海道あたり、冬は沖縄で暮らすなんて最高。
それぞれの場所にセカンドハウスを持てたらいいけど
年金暮らしの身にはヒジョーに難しいので
マンスリーマンションとか?お安い賃貸住居とか?
いずれにしても資金は必要。
ああ、宝くじでも当たればなぁ。

春と秋は京都もいいなぁ。
桜や紅葉の京都に住みながら、古都を隅々まで巡るって最高過ぎる


そういえば先日、
「アドレスホッパー」なるワードをテレビ番組の中で耳にした。
最近注目されてきた“新しい生き方”だそうで
ざっくり言えば“定住するための家を持たず、移動しながら生活する生き方”ということらしい。
他に用事をしながらだったので詳細は分からないまま「どういうこと?(+_+)」
その後、そういった暮らし方を実践する人向けに
空き家、別荘などの遊休家屋をリノベーションした住居に月額4万円から住むことが出来
全国にその拠点がある
という既にあるサービスも紹介され、思わず耳が引っ張られた。

こ、これはなんか面白そうやないの。
夏は北海道、冬は九州や南房総、南伊豆も暖かくて良さそう。(沖縄は拠点が無い模様)
同じ部屋の連続予約は最長7日間までらしく、腰を据えて住むには少々落ち着かないけど
知らない土地にちょいと住んでみるか~的なノリには丁度いいかも。

現役世代や子育て世代なら
仕事はどうするの?子どもの学校は?という問題はあるだろうけど
私たちには無い。
住民票は?という問題もあるようだが
住民票はそのままで、時々自宅に戻ってくればいいのでは。
長期であちこちを旅する感覚かな。
年老いた親のことはあるが、途中で何かあれば戻ってくればいいのだし。
こういうの、本来の「アドレスホッパー」とは違うのかもしれないけど。

まあでも、食費、交通費、その他諸々生活費が通常よりかかる気もするし
月額4万円の料金だけでは済まないと思うので
やっぱり資金はある程度必要かな。
いろんなデメリットも実際やってみたら気づくこともあるだろう。
それでも、根無し草気質の自分にはちょっとワクワクする暮らし方でもある。

ちなみに、そのサービスのサイトに

<シニア> 定年後に夫婦で地方を巡る暮らし
地元の食材を使って料理をしたり、家守の方に教えて貰った穴場を散策したりと、
夫婦で憧れだった地方での暮らしを楽しんでいます。
観光では訪れないような地域に行くことで、他では見られない景色に出会えて大変魅力的です。

とあり、そうそう、そのイメージと思ったのだが

よくよく考えると
夫の定年後、もめ事を回避する為に「付かず付かず付かず離れず」を心がけている私たち夫婦。
知らない土地で二人向き合うしかない状況で果たして穏やかに事が進むか、疑問・・