すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

「こどもの日」鯉たちも外出自粛?

 

もうすぐ「こどもの日」。

毎年この時期になると、私の住むマンションでは有志の方々のご尽力で鯉のぼりが飾られます。

コの字型に建つ3棟の向かい合う東棟と西棟をロープで繋ぎ、たくさんの鯉が泳ぐのです。

鯉のぼりは住民から寄せられたもの。毎年数を増やし、今やひしめき合って泳いでいます。

それが今年は4月後半になっても見られず、どうしたのかなと思っていました。

鯉たちも 外出自粛?

すると先日、裏庭の狭いスペースに飾られているのを発見。

例年の10分の1くらいの数に減らされた鯉たちが静かに垂れて漂っていました。

接触8割減か?

新型コロナウイルスのことなど知りようはずもない鯉たちにいちいち突っ込むオバサンです(;^ω^)

どういった事情で今年はこうなったのかわかりませんが、

もし、新型コロナウイルスの影響があるとするなら寂しいことです。

いつもの「こどもの日」の様に、せめて鯉たちには元気いっぱい空を泳がせてあげたかったな…

そう思いますもので。

 

 

2011年3月に起こった東日本大震災

震災直後、大混乱のさなか、逞しく前を向く子どもたちの姿をテレビや新聞が伝えていました。

大勢の被災者が身を寄せ合いうずくまっていた避難所の床を、ただ一人モップで静かに掃除している中学生くらいの女の子。

きっと、まだ誰もが、大人だってそんなこと考えも及ばなかった頃でしょう。

きちんと清潔に暮らしていこうと、皆の為に自分が出来ることをする彼女の姿が眩しかったです。

避難所でサービスセンターなるものを自ら立ち上げた中学生や小学生たち。

Q&A箱を設置し、避難者からの質問や困り事に対して、様々な方法で調べ有益な情報を次々と発信し続けました。

避難所から出るバスの事務所運営を買って出た小学生の男の子。

バスの発車前にはメガホンで「皆さん、お乗り遅れの無いように」と大人顔負けの流暢な案内。

大型バスをバックオーライと先導し、発車オーライと敬礼で送り出すのです。

手作りの業務日誌を付けることも欠かさない徹底ぶりでした。

高校生や大学生たちはボランティアとして自ら動き、大人たちに負けない行動力と心遣いで避難所の運営に欠くことのできない存在でした。

小さい人、若い人たちの、

破壊され形を変えてしまった暮らしの中でも活き活きと前を向き生きようとする姿に心震え、

今すぐそばに行き、手を取り「ありがとう」と申し上げたい気持ちに駆られたこと、覚えています。

あれはきっと、小さい人や若い人たちが自身も気づかないまま身に付けている、「生きる」という本能だったのでしょうね。

そしてそれが周りの大人たちをどんなに勇気づけてくれていることか。

 

「こどもの日」

子どもたちの生きる力に敬意を表し、感謝をしたい。

そして、すべての子どもたちが健やかにありますように。

私たちは大人として、親として、守り、頑張る。

 

今年はそんな気持ちがいっそう強くなります。

 

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数年前、旅行した際のとある港で。

 


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