夫が実家に行ったのと入れ替わりに、週末、末娘が帰って来ました。
父の告別式以来。
緊急事態宣言が発出されてから週三日程度の勤務になり、解除後もそれは続いているそうで
時間的にも体力的にも余裕ができ
さぞ自炊とか部屋の片付けとか捗っているんだろうなあと思っていたら
そうでもなさそう(;´∀`)
「今日は朝からなんにも食べてない」などと言うものだから
あれやこれや、次から次へと食べる物を差し出す母です。
既に20代後半に差し掛かるお年頃なれど
化粧っ気の無い顔に直毛の黒髪、くたびれたTシャツで寝転がる姿が
高校生の時とちっとも変わらなくて
つい幼い子供にするように世話を焼いている。
なもので、上の娘たちには呆れられたり注意されたりです。
これは過保護なのか?過干渉なのか?(-"-)
因みに、過保護と過干渉をwikiってみました。
過保護は、「子供の意思が尊重されすぎ過剰に欲求を満たそうとしたり、被保護者自身に責任のある状況下で(保護者が)責任を肩代わりし過ぎてしまうこと」
とあります。
過干渉は、「保護者が我が子を一人の主体的な人間として認めず、その子供の意思や思考、自我の発達や自主性などを否定して、操り人形のごとく親の意のままにコントロールしようとすること」
とあり、虐待の一種とも。
この説から言えば、末娘に対するそれは過保護かな?
いや、責任を肩代わりし過ぎることは無いはずだから、単なる世話焼き?過度の(^^;
末娘に関しては、気がつくと操られている感があるのは母の方なので過干渉は無いかな。
末娘に関しては、というのは上の娘たちには過干渉気味であったことを認めるからです。
特に長女に対して。
次女にも少なからずそうであったし、次女からははっきり言われましたから。
そうなんです。
前回、前々回とまるで他人事のように書いていましたが、私も過干渉の親でした。
我が子を一人の主体的な人間として認めていました。
子供の意思、思考を尊重していました。
そうしていたつもりでしたが、今振り返ってみると
娘達の未来の幸せの為と考え、娘達を誘導しコントロールしようとしていたかもしれません。
娘達の幸せを心から願ったのは間違いないけれど、それは私が思い描く幸せに過ぎません。
また、娘達を自立した人間に育てることが何よりも私達夫婦の方針だったので
あなたはどうしたいのか必ず確認し、出来る限り尊重。
しかしその為には責任も請け負わなければいけないこと。
そして成人したら経済的にも自立すること。言い続けてきました。
それも娘達の未来が自立し安定したものであることを願っての親心でしたが
時に、自立を促す為に焦って強制的に関わることもあり
それは本来の自主性を妨げることでもあり
結果、自立を願う思いとは遠ざかっていくものだったでしょう。
その時はわからなかったことです。
未熟な親でした。
長女、次女と経て、三女の時にようやく肩の力が抜けた気がします。
子育てとは思い通りにはいかないもの。
いや、親が子を思い通りにしようとするから「思い通りにいかない」と思うのだ。
我が子であれ親とは別の一つの人格。思い通りになど出来ないと心に刻もう。
ありのままの我が子を受け入れ認めよう。
そして我が子が選んだ幸せを尊重しよう。
そう思ったらすっと楽になりました。
そして、
私に出来ることがあるとすれば、一人の人間として真摯に生きることなのかなと。
他人を騙さず、傷つけず、貶めず、羨まず。
他人に優しく、生き物にも優しく、自分の人生を大いに楽しむ。
子に求めるのなら、あれこれ口に出す前に親自身が身をもってそうしよう。
子の幸せを願うのなら、まず親自身が幸せに生きる様を見せよう。
そんなふうに思ったのでした。
バッタくんも雨上がりの紫陽花を見に来たのかな(笑)
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