すっとんきょうでゴメンナサイ

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『おちょやん』花籠の贈り主は…

 

NHK朝ドラ『おちょやん』

残すところ2週間と知って、あっという間のことに驚きと、寂しさが既に。

あっという間と言っても11月末に開始してから今で5ヶ月になるのですから、それなりに千代ちゃんにはいろいろありました。

いや、それなりになんて話じゃないな。波瀾万丈で悲しみや苦しみも多かった。

その度に千代ちゃんはたくさん泣いて、私もたくさんもらい泣きしました。

千代ちゃんが激動の人生を駆け抜けるさまを毎回息を呑むように観ていたら、あっという間でした。

 

今日の回。

時折綺麗な花籠を千代ちゃんに贈ってくれていたのが継母の栗子さんだということがわかり、その瞬間鼻の奥がツーンとして涙がこぼれました。

なんとまあ泣かす脚本かと。

ここに至るまでの経緯とか栗子さんの思いとか、あちらこちらに散りばめられていた伏線が回収され、胸が熱くなりました。

仇の様に思っていた人と心が通い合った時、千代ちゃんの心はきっと救われたのではないかと思います。

憎しみや恨みを取り払って目の前にいる人を素直に信じ愛せる喜び。

それがどんなに幸せなことか。

千代ちゃんにそんなHAPPYを用意してくれた脚本にありがとうと言いたくなりました。

 

ところで、継母の栗子さんを演じる宮澤エマさん。

まだお若いのに老け役が上手で驚きました。

自分にとって宮澤エマさんは、バラエティーや情報番組などでお見かけすることが多く、いわゆるタレントさんというイメージでした。

ミュージカルに出演されていることは知っていましたが、テレビドラマでの印象はあまり無かったので、『おちょやん』の栗子役は正直とても意外でした。

若い頃の栗子さんは美しく、でも怠惰。千代ちゃんにとって最悪の母親で、私も観ながらイライラ(苦笑)。

千代ちゃんが奉公に出されたのも栗子さんの考えでした。

ただ、邪魔とか口減らしとか、それだけではない何かしらの思いが彼女の表情に映るようで、少し不思議な気がして(あれ?)と思ったものでした。

どんなに酷い人間のように見える栗子にも、その奥には見えない何かがある。

エマさんなりに栗子に寄り添い演じられたのでしょうね。

そして晩年の栗子にも。

ずっと口にしなかった彼女の思いが痛々しくも愛おしく迫って来て、テレビの前で一緒に号泣。

心を込めて演じられているのをひしひしと感じる素晴らしいお芝居でした。

 

 

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