すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

どうか、せめて、安らかに……

 

保湿がどうとか化粧水がどうとか

言ってみれば、どうでもいいことを記事に書き上げ

さて、とテレビをつけたらそのニュースが目に飛び込んできた。

一瞬息が止まり、呆然としながら画面に目を凝らした。

 

安倍元総理があのような形で亡くなったこと

社会に大きな衝撃を与えたのは当然として

私自身、今も少なからずショックが尾を引いている。

こんなことが許されていいのかという、持って行きようのない憤り。

こんなことで命が奪われるのかという、耐え難い虚しさ。

 

犯人には何らかの言い分があるのかもしれないが

人の命を奪うことに、正当防衛以外、何の大義名分も無いだろう。

 

安倍さん自身、おそらく想像だにしなかったのでは。

いったい何?というように振り向いた姿が、彼の育ちの良い鷹揚さを表しているよう。

彼は自分に起こったことを理解しただろうか。

何の言葉も遺せないまま亡くなった安倍さんの無念を思うと

あまりに痛ましい。

 

どうか、せめて、安らかにと、今は祈るばかりだ。

 

……………

 

日本でこんなことが起こるなんてと、驚きと不安の面持ちでインタビューに応えた若い人がいた。

ただ、この国でもこんなことは幾度か起こっている。

今回の事件直後、社会党浅沼稲次郎氏が演説中に右翼の少年に刺殺された映像が浮かんだ。

1960年のことだった。

その後も数人の政治家が襲われている。何ならその前も。

 

警備はどうだったのだろう。

最初の発砲があった時、安倍さんの周囲の人たちはただ後ろを振り向いただけだったように見える。

例えばSPがすぐさま安倍さんを屈ませ、彼に覆いかぶさり安全を確保するという対応をしていたなら。

聴衆にもっと目を光らせることも必要だったのでは。

演説の場所もあまりにも無防備と言えないだろうか。

安倍元総理の背中が無防備に晒されていたことに非常に驚いた。

 

まさか日本で、と無意識に思っていたのなら

切実な危機感を持って変わるべきではないだろうか。

 

……………

 

昨夜は、どのチャンネルも「安倍元総理、銃撃される」「安倍元総理、心肺停止」を伝え続けていた。

今や、総カメラマンのこの国。

ニュースのあちこちに応援演説に集まった人たちのスマホの映像が差し込まれている。

もちろんそういったものも後々の事実解明には必要なのかもしれないし

それによって解決され助かること(人)もあるだろう。

 

ただ、

仰向けに倒れ目を閉じた安倍さんの顔をあの距離で撮影したのは誰?とか

それを撮った意図は何?とか

それを提供されたテレビ局がそのまま流した意味は何?とか

そこまでする必要があるのか?とか

そんなことを考えて、モヤモヤした。 いや、ムカムカか…。

 

 

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