動物園の動物たちの面白い行動を紹介するテレビ番組を観ました。
その中で熊さんが登場。
柵の外にいる来園者に、おやつ(餌?)を自分に向かって投げ入れてもらおうとアピールするのですが
人間の真ん前に陣取り、立ち上がり大きく手を振るアピール激し目の熊さんがいる一方で
仲間が並ぶ列の端っこで片手を小さく挙げ、出来ればこちらにも投げて頂けませんかというように、控え目な熊さんが。
あんなんで気づいてもらえるのかしらとテレビのこちら側で気をもむワタシ。
つい、「あの子(熊)に投げてあげて!」とテレビの中の来園者に向かって大声が出て、一緒に観ていた末娘が苦笑。
その映像の後、飼育員さんの説明があり
「熊はとても頭が良く、どうしたらおやつが貰えるか学習している」のだそう。
すかさず末娘が考察。
「もしかしたらあの子(控え目熊さん)も、敢えて控え目にして人間の同情を引こうとしているのかもよ」
「おかーさんみたいな人はすぐ引っ掛かるから。目に浮かぶわ( ̄_, ̄ )」
確かに、ワタシがそこにいたら同情心を刺激され
「そんな隅っこで可哀想に。ほらほら、食べな」とたくさんおやつをあげそう。
そういう人間からおやつが貰える成功体験で身につけた、控え目にして哀れを誘う作戦なのかもしれないな。
🐻
ああ、それにしても、
末娘に言われるまでもなく、控え目熊さんの前にダダダと走り寄り、何やかやと語り掛けながらおやつをあげる自分自身が浮かぶ。
まさにすっとんきょう(ーー;)
末娘に「そういうの、嫌でしょ」と言うと
「う~ん、あんまり声が大きかったらもう少し小さい声でねって言うかもしれない」
母親のそういうとこ、娘たちには「困ったもんだ」のようです。
よく注意されます。
「シーーー!」とか「大人しくして!」とか「落ち着いて!」とか「変なことしない!」とか。
まあ、そうでしょうねぇ。
自分でもわかっています。
なので、娘たちの前では出来るだけ抑えているつもり。
で、ふと考えたんですが
夫にはそういうことあまり言われないなあと。
ワタシがすっとんきょうな言動をしても面白がったり、時に同調したりして
否定されることがあまりない。
結婚前の夫は、電車の乗り降りが遅いとか、写真を撮る時に笑ってないとか、どうでもいいことでイラつく人でした。
意地悪な姑のように、ワタシの言動にいちいちダメ出ししたりして。
(でした、というのは、長い結婚生活の中でそんなことで怒ると妻の逆襲を受けることを思い知ったので、今は抑えているようです^m^)
ただ、昔からワタシのすっとんきょうな部分に関してはダメ出しされることなかったかも。
「変わってる」ことを面白がってた。
(ワタシ自身は「変わってる」と言われてスゴク嫌だったのだけど)
これは……
夫について、いろいろと文句言うことありますが
実は、自分にとって有難い存在なのでしょうか、ね ( ̄▽ ̄;)