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『らんまん』~子どもの名前は「園子」ちゃん/「愛の花」


昨日のNHK朝ドラ『らんまん』

万太郎と寿恵子さんの初めての子どもの名前は「園子」ちゃん。


「この子の人生に、ありとあらゆる草花が咲き誇るように」との願いを込めての

「園」という字。

万太郎の思いを聞きながらちょっと泣きそうになった。


史実でも、モデルとなった牧野富太郎氏の第一子は「園子」とあるらしい。(Wikipediaを覗くと長女名は違っていたが…。ただ、「子供は13人生まれ、その内7人(3男4女)が成長した」ともあるので、もしかしたら「園子」さんは早世したのかもしれない)


名前を聞いて「え?!」と思わず声が出た私。

実は、我が家の長女と同じ名前(字も)。


泣きそうになったのは、私たち夫婦もそんな思いで名付けたから……………


というわけではなく(^▽^;)


たまたま我が子と同じ名前に、とびきり素敵な解釈をのせてくれたことが嬉しかったのだ。

たまたま我が子と同じ名前だった、その名前に込められた「人様の思い」に泣きそうになるって…(;^ω^)


そうか、そうだよね…

園子……「人生に草花が咲き誇る」っていいなぁ。


ウチの長女の人生も祝福されたようで胸が熱くなったのだった。

(彼女の人生にも草花が咲き誇っているといいのだけど…?)



一応告白するが

長女の名前の由来はその時夫が好きなおニャン子のメンバーから、である。


もちろん、長女の幸せを願う親としての思いの大きさや深さに違いはない。(はず)


付け加えると、二女と三女の名前の由来も女優さんから。

三女はやはりその時夫が好きな女優さんと同じ名前である。


……………


あいみょんが歌う、主題歌「愛の花」


言葉足らずの愛を
愛を貴方へ
私は決して今を
今を憎んではいない



私は決して今を 憎んでいない


初めて聴いた時、このフレーズに(うん?)と思った。


今を憎んでいない?

どういうこと?

憎んではいないけど、敢えて口にするというのは、何かあるの? と。


その後、あいみょんNHKの『あさイチ』で

「この歌は寿恵子さんの気持ちで書きました」とおっしゃっていて、(え?)と驚いた。


主人公万太郎を歌ったものかと勝手に思い込んでいて

だから、「今を憎んでいない」というフレーズも分かりにくかったのかもしれない。


改めて歌詞をよくよく読んでみる。

そして、ドラマで描かれている寿恵子さんの苦労や

それでも前を向き愛する人を支える寿恵子さんの覚悟を思うと

彼女の気持ちとしてすごく理解できたのだった。



言葉足らずの愛を
愛を貴方へ
私は決して今を
今を憎んでいない


歪んだ雲が空を
空を濁して
私の夢は全て
全て置いてきたの


命ある日々
静かに誰かを
愛した日々


空が晴れたら
愛を 愛を伝えて
涙は明日の為
新しい花の種


「愛の花」より  作詞:作曲 あいみょん



万太郎のモデルとなった牧野富太郎

同じく寿恵子のモデルは妻壽衛(スエ)さん


牧野氏の功績は偉大だが、それを支えた壽衛さんの苦労はどれほどのものだったろうと想像する。

誰よりもそのことをわかっていたのは牧野氏だったろう。

後年、新種の笹に壽衛さんの名前をとり「スエコザサ」と名付けた牧野氏である。



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