次女のところの4人の孫。この猛暑の中でも元気である。
小学1年生を頭に5歳、2歳の男の子3人と8ヶ月の女の子。
時々、熱を出したりお腹を下したりはあるが、今のところ大事になることもない。
元気いっぱい、いたずら盛りや反抗期の子どもたちを相手に
次女夫婦は協力しながらよくやっていると思う。
今の時代、特に若いパパたちの頑張りは、私が子育てしていた頃とあまりにも違い、感心するやら羨ましいやら。
次女夫婦もまさにその通りで、育児も家事もとパパが実によく動くのだ。
「エライね~~」とその度に言うと、次女は「そんなの当たり前じゃん」と言い放つ。
「私だって働いているんだから」
まあそうなのかもしれないけど、当たり前と言ってしまわず感謝も忘れずにいて欲しいなと。
それはもちろんお互いに。
出来れば「ありがとう」の言葉も惜しまず。たとえ口先だけだとしても(苦笑)
それが円滑に行くコツ……………と、歳ばかりを重ねた夫婦は思う。
自分たちのことは棚に上げて、だが(苦笑×2)
……………
小学生になった長男孫の夏休みは、学童の活動で遠出したり、キャンプに申し込んで宿泊したりと、一人でのお出かけが盛り沢山。
そんな兄を羨んで「どうしてボクは保育園ばっかりなの?(ーー;)」と次男孫が言うのだそうだ。
こんなことを言うと次女が気を悪くするかもしれないが、次女の家族は常に長男孫ファーストだったかもしれない。
初めての育児についつい力が入り、もちろん長男孫の成長を願ってのことだが
彼のやりたい事、興味を持った事、行きたい場所、それらを優先してきたところがある。
結果、次男孫は自分自身の意思を丁寧に問われることもなく、明確に言える隙もなく
長男孫の行動にいつも合わせられてきたように思う。
また、次男孫は兄のことでバタバタする親を慮ってか、たまに言う自分の意思をすっと引っ込めてしまう聞き分けの良い幼児だった。
長男孫が小学校に上がり、少しだけ親の手が離れたように思えた頃には三男孫が強力な怪獣に成長した。
親たちは三男孫に手を焼き、さらに新しく家族の一員になった末娘にも手がかかる。
またまた次男孫が優先される環境が遠のいたように見える、そんな現状である。
……………
「○○(次男孫)は何でもいいの。手がかからない」と言っていた次女だが
少し前から次男孫の反抗期が酷いとこぼすようになった。
以前、馴染みの美容師さんに「4~5歳は第一次反抗期だそう」と聞き
当時反抗ばかりする長男孫に悩んでいた次女に伝えたことがある。
次男孫もそういうことなんだろうと次女は苦笑い。
そんなふうに肩の力が抜けているのは悪くない。
10月で5歳になる次男孫の反抗期はそもそもそういう時期だったのだろうが
ばあばとしては、そりゃそうだろうなと内心同情するところもあり
彼が反抗を見せてくれて良かったとも思っている。
自分の意思も曖昧で、多くの言葉を持っていなかった聞き分けの良い幼児はもう卒業である。
大人顔負けの言葉で、己の意思を頑固に貫こうとする次男孫の反抗。
ばあばは出来うる限り受け止めてやりたい。
彼の話を聞き、彼の思いを汲み取り、前に進むにしても、立ち止まるにしても
彼が十分納得出来るまで向き合ってやりたいと思っている。
……………
他の兄妹がいて、致し方無いことだが
自分ファーストで親と1対1で出かける機会の少ない次男孫を映画に誘った。
ばあばと二人で観た仮面ライダーと戦隊モノ。
始まった途端、膝の上に乗り、ばあばに体を預ける。
ちょっと怖かったのかな?最後まで降りなかった。
こんなふうに自分だけでずっと独占したこと無いのだろうな。
まあ、それは長男孫以外はそうなんだろうけど。
大人でもグサッとくるような生意気な発言をする反抗期真っ盛りの次男孫の
まだまだ小さく柔らかい手を握りながら、愛しさばかりが込み上げた。
弟も妹も、優しいニイニ(次男孫)が大好き(❁´◡`❁)