台風の影響なのか、じっとりと蒸し暑いお昼前。
ふと思い立って洗濯機の掃除をすることに。
蓋の外側や内側、洗濯槽の上部縁に溜まった埃や水あかなどの汚れ。
洗濯槽の内側はクリーナーで洗うが、正直、そういった箇所はつい見て見ぬふりをしてきた。
恥ずかしながら、いつからかわからない汚れがゴッソリ溜まっていた。
自分にしては珍しく根気良く細かい部分まで拭き上げる。
サッパリした洗濯機に今さらの様に達成感を噛み締めた。
ちなみに、洗濯槽の洗浄には市販のクリーナーを使う。
1ヶ月に一度くらい行うのが良いのだろうが、気づくと3ヶ月とか半年とか経っている(ーー;)
これからは1ヶ月に一度、洗濯槽の洗浄と、同時に洗濯機本体の掃除を行いたい。
………と思うそばから、出来るかなと不安なのが情けない。
ところで、
洗濯槽を清潔に保つ工夫として、「常に乾燥させておく」ことが大事だそうだ。
〇洗濯後の蓋は開けておく
湿気が残っているとカビが出やすいので、洗濯機を使用したら中が乾燥するまで蓋は開けたままにしておく。
ただ、小さなお子さんやペットがいる家庭では、洗濯機のなかに入り込む恐れもあるので、洗濯機に近づけない対策をして、洗濯前に中をしっかり確認する。
〇汚れた衣類は洗濯カゴに入れる
洗濯する衣類には外出先の汚れや汗、皮脂などがついていて、脱いだ衣類をすぐに洗濯機の中に入れると、服に付着した汗や皮脂などで洗濯槽内の湿度が上がるので気をつける。
汚れた衣類はまず洗濯カゴに入れておき、洗う直前に洗濯機に入れるようにする。
〇定期的に乾燥機能を使う
ドラム式洗濯機や全自動洗濯機には乾燥機能がついているものがあるので、定期的に乾燥機能を使って湿気を取り除く。
以前は、汗で濡れたスポーツウェアやタオル、予洗いした衣類などをその都度洗濯機に入れていたが
洗濯槽の乾燥が大事と知ってからは、それらはもちろん、濡れていない衣類なども洗濯カゴやバケツなどに一旦入れておくようにしている。
蓋も常時開けっ放し。
我が家の洗濯機は乾燥機能が付いていないので、自然乾燥である。
他に、「洗剤や柔軟剤は適量を入れる」もよく言われることだろう。
洗剤や柔軟剤を入れすぎると溶け残りが出やすくなり、それが洗濯槽に溜まってカビや雑菌の原因となるそうだ。
亡くなった父は晩年こまめに洗濯をしていたが、いつもパッケージに表記されている適量以上の洗剤を投入していた。
あまりにも大量に入れるので私が注意すると、「いっぱい入れた方がキレイになるんじゃ!」と逆ギレ。
そのくせ、乾いた洗濯物を畳みながら、溶け残った洗剤が度々衣類に白くついて、それを取り除くのに難儀していた父だった。
……………
我が家の洗濯機は2015年製。
その年、瀬戸内の島に暮らしていた80代の両親が愛知県の兄の近くに転居。
その際に新しく購入した洗濯機である。
新天地で助け合いながら暮らしていた両親だったが、
転がるように老いが進み、二人だけの暮らしが困難に。
食事や洗濯など、生活の支援をしてもらえる住居に移ることになり、
それまでの暮らしに使っていた様々な家電や家具が不要となった。
2年も使用していない洗濯機を捨てるのはあまりにもったいなくて、譲り受けたのだった。
愛知県から埼玉県まで、県をまたいでやって来た洗濯機はまだまだ綺麗で
その時から今までほとんど毎日使っている。
今日気づいたのだが、設計上の標準使用期間は7年とある。
それを超えて、2015年から両親の元で、その後は我が家で、8年間働いてくれている。
きちんと手入れをし、これからも大切に使っていきたい。
……………
島で使っていた古い洗濯機と違い、最新の機能が付いた洗濯機に父も母も戸惑っていたなぁ。
いつしかあんなに洗濯好きだった父は洗濯をしなくなった。
母は何とか使えていたが、糸くずフィルターの取り外しがどうしても出来ず、
私が月に一度、手伝いに行く度、溜まった中身を始末したっけ。
洗濯機を掃除しながら、両親を思い出した。