すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

雛祭りの日の記憶

 

今週のお題「雛祭り」

 

今年の雛祭り、おそらく20年以上ぶりにお雛様を飾りました。

実家の両親が初節句に長女に贈ってくれたものです。

緊急事態宣言が出されている状況で、万が一自分によって親に感染が及ぶことを心配してか、同じ市内に住みながら今年はまだ一度も顔を見せない長女。

親の方はそんなに気にしなくてもと思うのですが、こういうこと、意外に堅物な娘です。

たまには顔を見せて欲しいという密かな願いもあり、「お雛様久しぶりに出したよー」のLINEで誘ってみましたが、長女の方は「年数経ってる割には綺麗だねー」で終わり。

長女と一緒に暮らす末っ子もお姉ちゃんに倣え、ということでしょう。

せっかく飾ったお雛様ですが、今日の桃の節句は夫と二人です。

それにしてもお雛様。不思議なんですが、ふとお顔を見ては妙に清らかな気持ちに。

そして、しばし見つめてしまう。

自分のお雛様ではないのに、子どもの頃に戻ったような、それで父や母のことが浮かんで懐かしくなるような。

不思議な感覚です。

 

 

私のお雛様は段飾りでした。

節句にお雛様の前で撮った古めかしい写真が記憶にあります。

それらの幼い頃の写真が貼られたアルバムは今、手元にありません。

年老いた両親が兄の近くに移って来た際、実家を処分すると同時に、残してきたたくさんの家具や荷物と一緒に処分されたと思われます。

多分、お雛様も…。

想い出の形が無くなったのは残念ですが、何しろ両親もバタバタと実家を後にした状況でしたので仕方ありません。

それでも、母と一緒にお雛様を飾ったことは脳裏に刻まれているので良しとしましょう。

何を話したかは忘れてしまっていますが、お雛様たちを愛おしそうに手に持ち楽しげだった母の顔を今でも思い出せるんですよね。

 

 

もう一つ。3月3日が来ると思い出すのが、6年前の今日亡くなったインコのろくのこと。

天寿を全うし、見事にこの世と決別してみせてくれたろく。

人間に比べれば小さくか弱くも見える「命」ですが、私たち家族に「命」の崇高さを教えてくれました。

そんなろくに「ありがとうね」と言って別れたこと、今もまだセツナイ記憶です。

ブログ上でも紹介した我が家の前の梅の木の下に眠っています。

昨日の強風で花はすっかり散ってしまいましたが、私たちがろくを忘れることはないでしょう。

 

komakusa22.hatenablog.com

 

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※長女のこと、意外に堅物と書きましたが、実は、この記事を書いている最中に彼女からLINE。ランチでも食べない?って。お雛祭りに顔を出さないことを申し訳ないと思ったのかな?(*´ω`)仕事休みだった末っ子も一緒に超久しぶりの三人官女揃い踏みとなりました(笑)

 

春のやよいの このよき日

なによりうれしい ひな祭り
 

 

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